『くらい くらい』
長谷川摂子 文
柳生弦一郎 絵
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先日、ふと息子の身長を測ったら、前測った時より2㎝も伸びていました。
そう言えば前まで届かなかったエレベーターのボタンに背伸びをしたら届く様になっていたなぁと。
そして家の電気のスイッチにも、背伸びをすれば届いてしまいました。
電気のスイッチを入れたり消したりするのが大好きな息子。
とうとうそれを自由自在にできる身長を手に入れてしまったのか...。笑
ボタンやスイッチ、子どもは大好きですよね。
押してはいけない所を押してしまい冷や汗をかいたことのあるお母さんは少なくないと思います。
わたしも何度焦ったことか。
この絵本にも、そんな子どもにとって魅力的な電気のスイッチが登場します。
暗い部屋にいる誰かさん。
シルエットだけが浮かびます。
まっくら くら くら
くらーい くらい
でんきを つけて ちょうだい
ページをめくると、ぱっと明るくなります。
ついた!
ことりの ピーちゃんだ
長谷川摂子さんと柳生弦一郎さんの手がける「おでかけばいばい」のシリーズにお馴染みのみんなが、電気をつけると登場します。
暗い部屋から明るい部屋への明確な変化は、小さな子どもの興味を高めます。
何度も読めば、シルエットだけで誰だか当てたりもできるようになります。
同じシリーズの『めんめん ばあ』 - さんじのえほん。もそうですが、いないいないばぁの要素があり、また繰り返しの展開なので、小さなお子さんから十分に楽しめると思います。
3冊セットにもなっているこのシリーズ。
柳生弦一郎さんの絵本は子どもを夢中にさせる楽しく個性的なものが多くあります。
その導入にもぴったりな絵本シリーズです。
柳生ワールドの入り口に、いかがですか?
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【294】『くらい くらい』
長谷川摂子 文
柳生弦一郎 絵
福音館書店 2006/10
160511
ayumi◡̈⃝