さんじのえほん。

3時のおやつみたいに、絵本が日々のちょっとした幸せに⋆* 2児の子育てをしながら絵本や子育てにまつわるあれこれをお話しています。マイホームは絵本ハウス。絵本に囲まれた暮らしを親子で楽しんでいます◡̈京都在住。絵本講師✎

『かさ さしてあげるね』

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西巻茅子 絵

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今日から6月。梅雨の季節ですね。
書店にも図書館にも、雨の絵本が並んでいます。

毎年雨の絵本はチェックしていますが、「こんなのあったんだー」や「これは見逃してた!」なんてのもあって、いつ見ても楽しいです。

雨の日を少しだけ明るく楽しくしてくれる絵本達。
今月は少しでも多くの雨の絵本を紹介できたらな、と思います。

早速今日も雨の絵本を。
小さなお子さんから読める、素敵なお話です。

小さな男の子が、動物たちに「かさ さして あげるね」と優しく傘をさしてあげます。

大きなぞうさんには、大きな傘。
背の高いきりんさんには、長い傘。
小さなありさんには、小さな傘。

それぞれの傘の変化も楽しいですし、男の子の優しさにも心が温かくなります。

ピッチャン パッチャン
ピロリン ポロリン

そんな雨の音も耳に楽しく響きます。

優しい男の子には、優しさのお返しが待っています。
そして最後はやっぱり、太陽の笑顔。

雨の絵本の多くは、最後にはあたたかな太陽が顔を出します。
そんなところもまた、雨の絵本の魅力だと感じます。

決して押し付けがましくない自然な優しさ。
子どもの頃から、こんなあたたかな絵本に触れて欲しいなと、そう思います。

小さなお子さんからオススメの雨の絵本です。


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【315】『かさ さしてあげるね』
西巻茅子 絵


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ayumi◡̈⃝