『かさ さしてあげるね』
長谷川摂子 文
西巻茅子 絵
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今日から6月。梅雨の季節ですね。
書店にも図書館にも、雨の絵本が並んでいます。
毎年雨の絵本はチェックしていますが、「こんなのあったんだー」や「これは見逃してた!」なんてのもあって、いつ見ても楽しいです。
雨の日を少しだけ明るく楽しくしてくれる絵本達。
今月は少しでも多くの雨の絵本を紹介できたらな、と思います。
早速今日も雨の絵本を。
小さなお子さんから読める、素敵なお話です。
小さな男の子が、動物たちに「かさ さして あげるね」と優しく傘をさしてあげます。
大きなぞうさんには、大きな傘。
背の高いきりんさんには、長い傘。
小さなありさんには、小さな傘。
それぞれの傘の変化も楽しいですし、男の子の優しさにも心が温かくなります。
ピッチャン パッチャン
ピロリン ポロリン
そんな雨の音も耳に楽しく響きます。
優しい男の子には、優しさのお返しが待っています。
そして最後はやっぱり、太陽の笑顔。
雨の絵本の多くは、最後にはあたたかな太陽が顔を出します。
そんなところもまた、雨の絵本の魅力だと感じます。
決して押し付けがましくない自然な優しさ。
子どもの頃から、こんなあたたかな絵本に触れて欲しいなと、そう思います。
小さなお子さんからオススメの雨の絵本です。
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【315】『かさ さしてあげるね』
長谷川摂子 文
西巻茅子 絵
福音館書店 1998/04
160601
ayumi◡̈⃝