『ちびゴリラのちびちび』

『ちびゴリラのちびちび 』
ルース・ボーンスタイン 作
いわたみみ 訳
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今日から3日間、家族の誕生日が続きます。
今日は実家の父、明日は妹と弟、明後日は実家の母。
わたしだけ疎外感ですが、その分わたしの誕生日はまとめてされないのは良かった気もします。笑
ですが、このBlogでは3日間の誕生日をまとめて笑 今日、誕生日絵本を1冊紹介させてもらえたらと思います。
誕生日の絵本と言えば?と聞かれたら、真っ先に思い浮かぶのはこの絵本。
とっても大切な、大好きな絵本です。
今日の絵本は、『ちびゴリラのちびちび』です。
ちいさな かわいいゴリラが いました。
みんな ちびちびが だいすきでした。
おかあさんも おとうさんも
おばあさんも おじいさんも ちいさいゴリラが だいすきでした。
ちびちびが うまれたそのひから みんなは
このちびゴリラが だいすきでした。
この出だしを読むだけで、この絵本は間違いなく素晴らしい絵本だと感じます。
うまれたその日から、みんなに愛されているちびちび。
それは子ども達も一緒。
お父さんもお母さんも家族みんな、あなたがうまれたその日からあなたのことが大好きなのよ。
そんなメッセージを、子どもはこの絵本から自然と受け取ることができると思います。
家族だけではありません。
蝶やおうむ、さる、でっかいへびやライオンのおじさんだって、みんな競う様にちびちびを可愛がっていました。
子どもは、その存在だけで愛される資格を持っている。そう思います。
この絵本には、そんな無償の愛がたっぷりと詰まっているのです。
そんなある日、何かがおこります。
なんと、ちびちびが大きくなり始めたのです。
どんどん大きくなって、とうとう、みんなもびっくりするくらいの大きな立派なゴリラになりました。
それでも、みんながちびちびのことを大好きなのは変わりません。
家族や森の仲間達がかけつけて、大きくなったちびちびをお祝いします。
「おたんじょうび おめでとう ちびちびくん!」
大好きな家族や仲間達とケーキ。
ちびちびにとってとても特別な1日になったことでしょう。
みんなに愛されて生まれてきた。
大きくなってもみんな変わらず、あなたのことが大好きよ。
この絵本から伝わる愛は、子ども達の心の中に確実にしっかりとした安心感を作ってくれると思います。
こういった絵本こそ、是非親子で読んで欲しい。
絵本にとって大切なものが、しっかりと詰まっています。
勿論誕生日でなくても、子どもが望む限り、いつでもどんな時でも読んであげて欲しい絵本です。
絵本を通して、いつでもどこでも、「大好きだよ」という気持ちを伝えてあげて欲しいと思います。
それこそが、絵本の読み聞かせの大切な幹だと、そう感じます。
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【217】『ちびゴリラのちびちび』
ルース・ボーンスタイン 作
いわたみみ 訳
ほるぷ出版 1978/08
明日は妹と弟の誕生日でもありますが、わたしにとっても少し特別な1日です◡̈
この1年の集大成。
色々と学び、感じてきたいと思います。
早く寝なきゃ!笑
160226
ayumi◡̈⃝