『おつきみおばけ』
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今日は十五夜。
夜はまんまるおつきさんが見えるでしょうか。
今月は何冊かお月様の絵本を紹介してきましたが、満を持して!今日は十五夜の絵本を紹介させてもらいます。
まだ今年出たばかりの新刊のこちら。
今日の絵本は、『おつきみおばけ』です。
もりにいるおばけちゃんは、泣いているうさぎちゃんを見つけます。
今日は十五夜。
おばけちゃんは、おさんぼうやすすきを飾り、お月様にお供えをしてうさぎちゃんを泣き止まそうとします。
でもうさぎちゃんは、おだんごがなくちゃいやだとまた泣き出してしまいます。
そこでおばけちゃんは、おだんごに化けてやりました。
ところがうさぎちゃんがそのおだんごをかじってしまったものだから、大変!
今度はおばけちゃんが、あーんと泣き出してしまいます。
せなさんもあとがきで書かれていますが、小さな子どもは自分より小さな子のお世話をしたくてたまりません。
おばけちゃんも、うさぎちゃんを何とか泣き止まそうと頑張ります。
でもやっぱり子どもは子ども。
ちょっとしたことで、今度は自分まで泣き出してしまう。
兄弟のいる家庭などでは、よくみる光景かもしれませんね。
最後はうさぎちゃんのお母さんがおだんごを買って帰って来てくれます。
親切にしてくれたおばけちゃんにお礼を言って、みんなでお月見です。
おばけちゃんやうさぎちゃんの子どもらしい一面が何とも微笑ましいこの絵本。
十五夜ということで、『おさんぼう』なんて聞きなれない言葉も出てきます。
普通に生活していたらなかなか触れる事のない言葉に出会えるのも、絵本の魅力のひとつですね。
家族でお月見をしながら、今夜はこんなおばけちゃんの絵本なんていかがですか?
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【65】『おつきみおばけ』
ポプラ社 2015/08
今夜は十五夜。
お月見の行事、お家ではどんな事をしますか?
この絵本の中には、おさんぼうやすすき、おだんごを飾ってお月様にお供えをしています。
なかなか今の時代そこまでは出来ないかもしれませんが、「お月見はこういうものなんだよ」と絵本を広げながら家族でお月様を眺めるだけでも、とても素敵な行事になると思います。
伝統的な行事は大事にしたいものです。
ですが、あれもこれも正しくしなきゃと気負わずともいいと思います。
勿論行事の由来や本来の姿を知ることは大切です。
そういう事も、絵本はそっと教えてくれます。
絵本の力を借りながら、無理なく日本の行事を楽しめたらいいですね。
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今日まで地元の予定でしたが、2日程のばして火曜日に帰る事になりました。
今日は母と息子とランチに行って来ます◡̈♥︎
皆さんも素敵な日曜日をお過ごし下さい⋆*
150927
ayumi◡̈⃝