『ボートにのって』

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今日は久しぶりに妹が遊びに来ました。
息子と一緒に公園へ遊びに行き、あたたかい空気の中沢山お外遊び。
雨で桜はだいぶ散ってしまっていましたが、それでもバスの窓から見える菜の花や公園に咲くたんぽぽが、まだまだ春は始まったばかりだと教えてくれている気がしました。
息子が口ずさむ歌も、自然と春の歌が増えている気がします。
少し前までは自転車をこぎながら、寒い寒いと「北風小僧のかんたろう〜♩」と歌っていたのに、季節は本当に過ぎ去るのが早いです。
わたしと息子の暮らしの中に、絵本と同じくらい歌が欠かせないものとなっています。
お散歩する時、お風呂に入っている時、寝る前のお布団の中、気付けばどちらかが口ずさみ始めます。
絵本も勿論そうですが、一緒に歌を口ずさめるのも、そんなに長い期間ではありません。
手を繋ぎ、感じる季節の歌を一緒に歌える時間。
しっかりとわたしの記憶に刻みたいですし、息子の中にも、下手くそなわたしの歌が少しでも残ってくれたら嬉しいです。
そんな親子なので、歌絵本は大好きなジャンル。
歌ばかりが載っている絵本もありますが、この絵本の様に、お話の中に歌が組み込まれている素敵なものもあります。
とよたかずひこさんの、うららちゃんシリーズ。
乗り物好きな男の子にも、そうでない女の子にも、人気の高いシリーズです。
中でもこの『ボートにのって』は、わたしの中でシリーズ1.2を争う大好きな絵本。
うららちゃんとおとうさんがボートにのっています。
池の真ん中でボートをとめて、おとうさんはお昼寝。
おひさまはぽかぽか。
かぜはそよそよ吹き、菜の花のいい香りを連れてきてくれます。
春の陽気に誘われて、うららちゃんは小さく口ずさみます。
♫ちょうちょう ちょうちょう なのはに とまれ♫
すると、ちょうちょうがふわりふわふわと遊びにやって来ます。
嬉しくなったうららちゃんは、次々と歌います。
♫かえるのうたが きこえてるよ くわっ くわっ くわっ くわっ♫
♫もしもし かめよ かめさんよ♫
♫でてこい でてこい いけのこい♫
♫あひるの みずあび すい すい すい♫
そうすると、歌に合わせてかえるさん、かめさん、こいさん、あひるさんが、ボートへ遊びに来てくれます。
嬉しそうなうららちゃんの姿に、こちらまで嬉しくなってきます。
でもおとうさんが起きてしまうと、みんなびっくりして池へ帰ってしまいます。
せっかく仲良くなれたのに、バイバイも言えずにお別れ...でも、ラストはちゃんと、優しい結末が待っています。
童謡を楽しみながら、お話も楽しめるとても素敵な1冊。
春のこの季節に、是非お子さんと楽しんでもらいたい絵本です。
絵本には力があります。
同じ様に、童謡を始めとする歌にも力があると思います。
その力を1番発揮させられるのは、やっぱりお母さんの「声」だと思うのです。
上手い下手は関係なく、お母さんの優しい声をお子さんの心の中に残してあげて欲しいと、そう思います。
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【261】『ボートにのって』
アリス館 1997/10
160408
ayumi◡̈⃝