『きかんしゃ ホブ・ノブ』

上條由美子 訳
安徳瑛 画
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先日、月刊絵本について少しBlogにて触れさせてもらいましたが、その際、月刊絵本は定番化される保証はどこにもなく、定番化されずに販売されなくなることもあることを書きました。
月刊絵本は雑誌と同じ感覚なので、バックナンバーでない限り、定番化されないとなかなか後からその絵本を読むことは難しくなってきます。
そしてそんな定番化を望む声がきっと大きかったであろう絵本が、満を持してようやく!今月定番化されました。
わたしもそんなファンの1人。
大好きなホブ・ノブを今日は紹介させて下さい。
今日の絵本は、『きかんしゃ ホブ・ノブ』です。
ホブ・ノブは、6台の貨車と車掌車のある赤い機関車です。
線路を走っていると、こひつじやいぬ、ねこなど、次々と動物たちがホブ・ノブに「ゆうえんちまで、のせてってくれない?」とお願いしてきます。
その度にホブ・ノブは、「ああ、いいとも」と快く動物たちを貨車に乗せてくれます。
繰り返しの展開と、次々とやって来る動物たちは、子どもたちを夢中にさせてくれます。
やがて満員になった貨車を連れてホブ・ノブは、暗いトンネルに差し掛かります。
怖がる動物たちを「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と安心させ、汽笛をいっぱい鳴らし火の粉でトンネルを明るくしてくれるホブ・ノブは、何とも逞しく安心感を与えてくれます。
トンネルというトラブルも潜り抜け、みんなは無事、ゆうえんちへ辿り着きます。
動物たちがゆうえんちでそれぞれ楽しむ姿と、お昼寝しているホブ・ノブの姿は、ほのぼのとしたあたたかさを感じさせてくれます。
絵本に男女の差はないと思っていますが、どうしてもジャンルによっては「男の子向き」「女の子向き」というのが出てきてしまいます。
乗り物絵本もそのひとつで、どうしてもターゲットを男の子にしたものが目立ってしまいます。
今まで女の子にもオススメの乗り物絵本は?と聞かれたら津田光朗さんの乗り物絵本シリーズをよく紹介させてもらっていましたが(このBlogでも紹介させてもらっています。乗り物絵本のタグから良かったらどうぞ)、この絵本も男女問わず、楽しめる要素がたっぷりあると思います。
機関車好きの男の子は勿論、動物好きな女の子も是非、楽しんでみて下さい。
素敵な絵本が定番化され、いつでも読める様になって嬉しいです。
是非皆さんも、ホブ・ノブに会いに行ってみて下さいね。
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【227】『きかんしゃ ホブ・ノブ』
上條由美子 訳
安徳瑛 画
福音館書店 2016/03
今日は久々に宇治のキッズいわきぱふさんへ◡̈
積み木で遊べる日だったので、沢山の積み木でたっぷり遊んできました♩
幸い天気も持ってくれたので、あたたかな気候を楽しむこともでき、良かったです♡
190306
ayumi◡̈⃝