『あがりめ さがりめ』

いまきみち
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今日は息子より1歳下のお友達が遊びに来てくれていました。
わたしの友人の娘ちゃんです。
お兄ちゃんぶりを発揮したかと思えば、おもちゃを全部取り上げて絶対に貸さない意地悪を見せたりと、コロコロ忙しい息子でしたが笑
お友達は機嫌よく遊んでくれていて、ニコニコ笑顔に癒されました。
途中わらべうた遊びを何の気なしにしていたら、友人は「わたしが知ってるのとちょっと違う!」と。
「いっぽんばし」のわらべうたですが、恐らくわたしが歌うのは京都のアレンジが少し入ったものだと。
確かにどの本にも絵本にも、わたしが歌ういっぽんばしと全く同じのは見かけません。笑
同じわらべうたでも、それぞれの地域で少しずつ差が生まれる。
それは、わらべうたが口語伝承であるゆえの必然さでもあり、わらべうたの自由さ、寛容さでもある様に感じます。
わらべうた絵本は沢山ありますが、中には「このわらべうた知らない」というのもやっぱりあります。
今の時代、さっとネットで調べたら出てきたりもしますが、やっぱりわらべうたは誰かから誰かへ、口から口へ、伝えていきたいなぁ、と感じます。
よっぽどわからないものは調べることもありますが、わたしは何となくわかるものは何となく歌って聞かせています。
わらべうたなので思いっきり外すこともあまりないですし、地域で違いがある様に、家庭で少しくらい違いがあってもまたそれも一興かな?なんて思ってます。
わらべうたの魅力は、何と言っても親子で触れ合いながら遊べること。
そこを見失わなければ、ある程度の自由はあってもいいんじゃないかな?なんて思います。
ということで、今日はわらべうた絵本を1冊紹介させて下さい。
我が家でも息子が赤ちゃんの頃から活躍しているこちら。
有名なわらべうたなので、知らない方は少ないと思います。
今日の絵本は、『あがりめ さがりめ』です。
あーがりめ
さーがりめ
ぐるりとまわって
ねーこのめ
言わずと知れた「あがりめさがりめ」のわらべうた。
小さな赤ちゃんから楽しめて、子ども達も真似をしやすい手遊びでもあります。
この絵本はその後に、赤ちゃんの大好きないないいないばぁ遊びへと続くので、1冊で2度おいしい絵本です。
そして最後のオチは、子どもの大好きなおばけネタ!
ほんの小さな赤ちゃんから、最後のオチがわかるくらいの子どもまで、長く遊びながら楽しめると思います。
この絵本、息子がまだ赤ちゃんの頃、2人で新幹線で帰省する時に、鞄に絵本を入れ忘れてしまい、急遽本屋さんで「コンパクトで尚且つ楽しめる絵本」という条件で買ったもの。
それからお出かけの際にも大活躍する絵本になりました。
わらべうたや手遊びは、ちょっとした時間に子どもの気を紛らわすことのできる、とても便利な方法です。
電車の中や何かの待ち時間なんかでも、小声で十分遊ぶことができます。
ぱっとスマホを手渡すもっと簡単な魔法もありますが、ひとつ手遊びを覚えているだけで、その魔法に頼らなくても済む様になります。
確かにバスや電車でギャーギャー泣かれたり、ぐずられたりすると、お母さんは本当に大変です。
わたしも基本移動は公共機関なので、その経験は何度もしています。
スマホを渡したくなった時も何度もあります。渡して何か動画を見せたら大人しいだろうということも安易に予想できます。
でもそんな時に、わたしは何度もわらべうたや手遊びに救われました。
小さな声で「いっぽんばし」をやったことも何度もあります。
いつもそれで息子の機嫌が直ったわけではありませんが、それでも随分と助けられました。
わらべうたは先人の知恵でもあります。
文明の力を借りるのも一理あるかもしれませんが、わたしはまずは、先人の知恵を沢山借りて子育てをしたい...そんな風に思います。
話は少し飛びましたが笑 この絵本もとてもコンパクトで軽いので、ちょっとしたお出かけの際に鞄に忍ばせておくのもオススメです。
是非親子で遊びながら楽しんでもらえたらと思います。
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【188】『あがりめ さがりめ』
いまきみち
福音館書店 1992/03
今日はここ数日の寒さに比べたら過ごしやすいあたたかさがありました。
明日からは少し天気が崩れるみたいですが、こうやって少しづつ春に近付いていくんだろうなぁ...と、ちょっとフライングながら笑 季節の変わり目を感じました◡̈*✧
でもまだまだ寒いことには変わりないので、息子共々体調などは気を付けたいと思います。
皆さんもインフルエンザなど、くれぐれもお気を付け下さいね。
160128
ayumi◡̈⃝