『じゃあじゃあ びりびり』
『じゃあじゃあびりびり (まついのりこのあかちゃんのほん) 』
まついのりこ
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引き続き赤ちゃんへのファーストブックにオススメの絵本です。
こちらは紹介するまでもなく、ファーストブックの大定番ですね。
自治体が行っている「ブックファースト」でも、よく手渡される絵本です。
サイズもコンパクトで赤ちゃんにも持ちやすく、角も丸くなっているので安全です。
昨日ご紹介した『ごぶごぶ ごぼごぼ』と同じ擬音で構成されているこの絵本。
ただ、『ごぶごぶ ごぼごぼ』と違って、こちらは意味のある言葉で成り立っています。
例えば
いぬ わんわんわんわん
かみ びりびりびりびり
にわとり こけこっこー
などなど。
比較的赤ちゃんに馴染みのある言葉が多く使われています。
そしてこの絵本は、視覚的にもとても赤ちゃんの事を考えて構成されています。
表紙の赤は、赤ちゃんの注目を集め、興味を引き立てます。
ページを捲ると、どのページもカラフルで、尚且つ目に優しい色合いが使われています。
最後のページは、青でおしまい。
青は精神を落ち着ける作用があります。
赤ちゃんの中できちんと、「おしまい」の感覚が持てるのではないかと思います。
昨日紹介した『ごぶごぶ ごぼごぼ』もそうですが、良質な赤ちゃん絵本は、色もよく考えて作られてあるものが多いです。
作者のまついのりこさんは、他にも多数あかちゃんのほんを手がけられています。
その中でもやはりこの『じゃあじゃあ びりびり』は、初めての赤ちゃんの絵本として特にオススメの1冊です。
大きくなっても繰り返し読まれたこの絵本は、子どもの中にしっかり残っています。
息子は今2歳ですが、たまにこの絵本を引っ張り出しては、絵を見て音を口にしています。
まだ文字は読めませんが、赤ちゃんの頃繰り返し読んだ音が残っているんだなぁと思わされました。
友人のお子さんは、上の子が下の子にこの絵本を読み聞かせてあげていたそうです。
心がほっこりあたたまると同時に、長く愛される絵本はきっとこうやって読み継がれていくのだと、その真髄の片鱗を感じた瞬間でした。
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【3】『じゃあじゃあびりびり』
まついのりこ
偕成社 2001/08
良質な絵本に於いては、色合いはあまり関係ないと言われます。
その物語や構成に綻びがなく絵が本物であれば、変にカラフルである必要はありません。
ですが、相手が赤ちゃんであればまた話は別だと思います。
勿論、不必要にカラフルであったり、目に優しくない色合いは論外です。
ですが、まだ視覚が発達しきっていない赤ちゃんにとって、「目につきやすい色」がある事もまた事実です。
ご紹介した絵本の様に、しっかりと赤ちゃんの事を考えられて色を使ってある絵本。
こういった絵本をしっかりと選び、赤ちゃんに手渡してあげたいですね。
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今日は息子のお誕生日お祝いも兼ねて、妹と3人でユニバへ行きました。
大好きなスヌーピーやエルモに会えて嬉しそうでした♡
150728
ayumi◡̈⃝