『みんな あかちゃんだった』
鈴木まもる
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今日はわたしの友達が家に遊びに来てくれました。
もうすぐ1歳の娘ちゃんと一緒に来てくれた友達と、お腹に赤ちゃんがいる友達。
必然的に話題は、子どもの事や子育ての事が多くなります。
みんな学生の頃からの友達。
今のご主人さんとの出会いの頃から知っている間柄なので、もうみんな母親になったのかと思うと、なんだかしみじみしました。
息子は2歳。
娘ちゃんは1歳。
1年違えば、やっぱり全然違う。
すっかりお兄ちゃんに見える息子を抱っこしながら、「ちょっと前は赤ちゃんだったんだなぁ」なんて思ったりもします。
そんな今日紹介させてもらう絵本はこの絵本。
子育て真っ最中のお母さん達に是非読んでもらいたい1冊。
今日の絵本は、『みんな あかちゃんだった』です。
世界じゅうに
たくさんの ひとが
いるけれど
さいしょは......
みんな あかちゃんだった
お腹の大きなお母さん。
そんなページから、この絵本は始まります。
ちょっとした図鑑の様なこの絵本。
うまれてから2ヶ月くらい。
まだまだ赤ちゃん。おっぱいを飲みながら寝ちゃったり、手足をばたばたさせたり。
3〜4ヶ月くらい。
もそもそ動く様になり、動くものを目でおいかけたり、寝返りの練習を始めたり。
6〜7ヶ月くらい。
ソーセージみたいなぷにぷにの腕。
おすわりや寝返りができる様になったかと思いきや、後ろにこてんと転んだり。
ちょっとずつ、おっぱい以外のものを食べたしたり。
だんだん大きくなり、1さい、2さい。
いろいろしてるつもりから、いろいろやりはじめて、もっともっといろいろなことをやりだして。
子育てを経験している人がみると、「わかるわかる」「あるある」と懐かしくなります。
まだ子育て真っ最中のお母さんは、「この時期はこんなことができる様になるんだな」と楽しみが増してきます。
そして、今の我が子と重ねて、「おんなじだなぁ」とくすっとしちゃいます。
みんな おおきくなって
いろいろなところで いろいろなことをする ひとに なります。
でも、さいしょは みんな............
おかあさんの
おなかから うまれてきた
あかちゃんだったのです。
子どもの成長は嬉しい反面、ちょっとさみしかったりもします。
そんな時この絵本を開くと、その頃の我が子を思い出して、より愛おしい気持ちになります。
勿論子どもと一緒に、「同じだね〜」「こんなことしてたんだよ」とお話しながら見ても楽しい絵本です。
でもこの絵本は是非、大人がゆっくり眺めて欲しいとも思います。
子どもが寝たあと夫婦で一緒に見ながら子どもの成長を話すのも、何だかいいですね。
どんなに大きくなっても、大人になっても、勿論自分も。
みんな あかちゃんだった。
ふとした時に、思い出して眺めたい1冊です。
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【74】『みんな あかちゃんだった』
鈴木まもる
小峰書店 2000/05
このブログでも何度か書かせてもらっているかもしれませんが、絵本は子どもの為だけのものではないと思います。
勿論、基本的に絵本は、まだ文字の読めない子どもが絵を見てストーリーを楽しめるものであり、子どもの本であることは大前提です。
ですが、近年大人向けの絵本も沢山出版されています。
母親に向けた絵本も勿論、アーティスティックなものや、おしゃれな絵本も沢山あります。
この絵本もどちらかと言えば、大人が楽しめるものかもしれません。
大人が楽しんで見ていたら、自然と子どもも寄って来ます。
「子どもが絵本に興味を持ってくれない」「絵本はあまり好きではなさそう」そんな方は、まずは自分のお気に入りの1冊を見つけてみるのもいいかもしれません。
それが「子どもに読む為の絵本」でなくてもいいと思います。
ちょっとおしゃれな雰囲気の絵本や、懐かしい絵本。
自分が読みたいと思った絵本を、まず是非読んでみて下さい。
お母さんが楽しそうに読んでる姿を子どもに見せるのが、子どもも楽しむきっかけになると思います。
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今日来ていた友達の娘ちゃん。
まだまだ絵本を聞くというよりは、食べる、捲るのが好きな様子でした。
紙の絵本だと手を切ったりしてしまっては危ないので、『じゃあじゃあ びりびり』を持たせてあげたら、案の定角をぱくっ。
その姿が、息子の赤ちゃんの頃と重なり、とても懐かしくなりました。
我が家の『じゃあじゃあ びりびり』は、息子の歯型がくっきりとついています。
丈夫な絵本ですが、息子のよだれには負けた様で笑 角が少しめくれています。
でもその絵本は、きっとわたしの一生の宝物になると思っています。
どんなにボロボロになっても、ずっと側に置いておきたい1冊です◡̈♥︎
151006
ayumi◡̈⃝