『どうぶつのおかあさん』
小森厚 文
籔内正幸 絵
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昨日は、家族で神戸どうぶつ王国へ遊びに行ってきました。
実際に動物に餌をあげられたり、触れ合い体験のできるとっても楽しい場所でした。
動物のすぐ側まで行くことができるので、動物大好きな息子も積極的に近寄ってよしよししたり、餌をあげたりしていました。
動物園で大きな動物を見るのも楽しいですが、こうした実際に触れ合える場所もまた、子どもにとっては格別なんだと感じました。
先日嵐山のモンキーパークに行った時も、赤ちゃん猿がおなかにぴたりとくっついたお母さん猿がいましたが、どうぶつ王国にも親子連れの動物が沢山いました。
動物たちもやっぱり、お母さんが大好きなんだなぁ。
そんなことを思うと、思い出すのがこの絵本。
表紙の真っ直ぐな犬のお母さんの目がとても印象的な1冊です。
様々な動物の親子の姿が描かれているこちら。
おかあさんねこは、こねこをくわえて運んだり。
おかあさん猿は、こどもをおなかにしっかりしがみつかせてはこんだり。
おかあさんこあらは、こどもをおぶってはこんだり。
それぞれの動物の親子の姿が、限りなく本物に忠実に描かれています。
また、背景が白なので、小さな子どもでもちゃんとそれぞれの動物に目がいきます。
藪内正幸さんの描く動物の絵は、天下一品。
リアルでいて、あたたかみもあります。
小森厚さんの文章も無駄がなく、耳に心地いい。
正に、子どもに読んであげるのに相応しい質の高い絵本だと思います。
そして、どの動物のお母さんも、子どもに対する慈愛に満ちています。
この絵本をお母さんに読んでもらった子どもは、お母さんの愛情をしっかりと感じることができると思います。
是非お子さんをお膝に抱っこしながら、愛情たっぷりで読んであげて欲しいと思います。
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【313】『どうぶつのおかあさん』
小森厚 文
籔内正幸 絵
福音館書店 1981/10
160530
ayumi◡̈⃝