『ぼうし とったら』

tupera tupera
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前回、前々回と渡り、tupera tuperaさんのしかけ絵本シリーズを紹介させていただきました。
ということで、本日は3冊目。
と比べて、少し趣向の違うこれまたとっても面白い絵本です。
タイトルは、『ぼうしとったら』。
何となく、面白さが想像できますよね。笑
おとこのこの ぼうし とったら...
おくさんの ぼうし とったら...
はかせの ぼうし とったら...
しかけと共にぼうしを取ってみたら、思いもよらない展開が待ち受けています。
ぼうしをぱかっと上にめくる仕掛けは、『やさいさん』と同じタイプです。
個人的にツボなのが、カウボーイとネコさん。
思わず吹き出してしまう様な展開や、ほのぼのするぼうしの中身もあります。
せっかくなので是非それは絵本をめくって堪能してもらいたいので、ここではネタバレは控えますが、お子さんから大人まで笑って楽しめる絵本です。
『やさいさん』『くだものさん』と比べたら、少し年齢の上のお子さんでも楽しめる絵本となっていると思います。
勿論、仕掛けも単純明快、繰り返しの絵本なので、小さなお子さんでも楽しめますよ。
「ぼうしとったら、何が出てくるだろう?」と想像しながら読むのも楽しいですし、少し大きくなったお子さんだと、他にどんな「ぼうしとったら」があるかお母さんと言い合いっこしながら遊んでも楽しそうだな、と思います。
tupera tuperaさんの絵本は、色もはっきりとしているので子どもの目に止まりやすく、単純に「面白い」ものが沢山あります。
これから梅雨の季節、お家で過ごす日が増えると思います。
是非こういった「面白く遊べる」絵本も取り入れながら、絵本の時間を楽しんでもらえたらと思います。
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【312】『ぼうし とったら』
tupera tupera
学研教育出版 2012/07
160529
ayumi◡̈⃝