『くまのコールテンくん』
ドン=フリーマン 作
松岡享子 訳
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この絵本紹介Blogを始めて半年程経ちますが、今日の絵本で200冊目を迎えました!
もうそんなに紹介させてもらったのかという気持ちと、まだまだ紹介したい絵本が沢山ある!という気持ちと半々です。笑
いつも見て下さっている皆様、ありがとうございます。
これからも1日1冊、マイペースですが様々な絵本を紹介させてもらえたらと思います。
そんな今日は、200冊目ということで、わたしの大好きな絵本を1冊紹介させて下さい。
好きな絵本は何?と聞かれて、頭に思い浮かぶ絵本の内の1冊です。
今日の絵本は、『くまのコールテンくん』です。
くまのコールテンくんは、おおきなデパートのおもちゃ売り場で売られていました。
毎日たくさんのお客さんが来ますが、誰もコールテンくんを買って行こうとはしません。
そんなある日、女の子がコールテンくんの前で立ち止まりました。
女の子はコールテンくんを欲しがりましたが、お母さんは「つりひもの ボタンが、ひとつ とれてるわ。」と買ってくれません。
そこでコールテンくんは初めて、自分のつりひものボタンがないことに気付きました。
その夜、コールテンくんはボタンを探しに冒険へ出かけます。
ボタンがあればきっと、誰か連れて帰ってくれると信じて。
コールテンくんが真夜中の冒険に繰り出しますが、その中で今まで出来なかった経験を沢山します。
エスカレーターに初めて乗ったコールテンくんは、「これ、やまかな?ぼく、ずっとまえから やまに のぼってみたいなぁって おもってたんだ。」と嬉しそう。
コールテンくんにはずっと前からやりたかったことが沢山あります。
それは子ども達も同じで、コールテンくんにきっと親近感を覚えると思います。
でもきっとコールテンくんが1番望んでいたのは、誰かが連れて帰ってくれること。
「ともだち」になってくれることでした。
それを叶えてくれたのが、あの、コールテンくんを欲しがった女の子、リサです。
彼女は自分のお小遣いを持って、次の日コールテンくんを迎えに来てくれました。
包まずにそのまま抱いて家へ連れ帰り、コールテンくんの取れたボタンをつけてくれます。
「あたし、あなたのこと このままでも すきだけど、でも、ひもが ずりおちてくるのは、きもちわるいでしょ。」
リサのこの言葉に、わたしはいつも心を打たれます。
「このままでもすき」だと言ってあげること。
その上で、相手を気遣い手助けをしてあげること。
子育ても同じで、まずはそのままを受け入れてあげることが大切なんだと、はっとさせられます。
コールテンくんとリサは、きっと唯一無二の親友になれると思います。
この絵本を読んだ子ども達にも、きっとそんな存在があるはず。あるいは、いつかできるはずです。
そんな子ども達を見守りながら、例えボタンが取れていても、大好きよと抱きしめてあげられる親でありたいと、そう思います。
大人になってから読むとまた違った思いを抱ける絵本。
子どもだけでなく、大人の方にも是非読んでもらいたい、わたしの宝物絵本です。
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【200】『くまのコールテンくん』
ドン=フリーマン 作
松岡享子 訳
偕成社 1975/05
インフルエンザが猛威をふるっていますね。
皆さんは大丈夫ですか?
わたしも息子も今年はワクチンを打たなかったので、できるだけ人混みを避けて、お家遊びをメインに過ごしています。
早くあたたかくなって、お外で思いっきり遊ばせてあげたいなぁ。
そう言っている間に、春はもうすぐそこまで来てるんでしょうね。
皆様もくれぐれも、インフルエンザにはお気をつけ下さいね。
160209
ayumi◡̈⃝