『こねこのチョコレート』

『こねこのチョコレート 』
B・K・ウィルソン 作
小林いづみ 訳
大社玲子 絵
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もうすぐバレンタインですね。
ということに、つい先日気付いた女子力も何もないわたしですが。笑
そしてお菓子作りというものがこの世で3本の指に入るくらい苦手なので、今年も勿論買いに行かせてもらいました。
思えば主人には、付き合ってから今まで一度も手作りのチョコをあげたことがありません。
市販の方が美味しいしね。笑
息子にはいつか作ってあげたいなぁ...いや、きっといつか作ってくれる相手を見つけてくれるはずですね。笑
ということで、今日はチョコレートにちなんだ絵本を1冊紹介させてください。
2月は猫の絵本をよく見かけますが、こちらも猫とチョコレートのコラボレーションで今の季節にぴったりの絵本です。
今日の絵本は、『こねこのチョコレート』です。
4歳のジェニーには、もうすぐ3歳になる弟のクリストファーがいます。
そこでお母さんと一緒にプレゼントを買いに出かけました。
お母さんはクリストファーの好きそうなおもちゃを選び、ジェニーは自分が持って行った100円玉で、こねこのチョコレートを選びました。
翌日がクリストファーの誕生日。
ジェニーは自分のたんすの中にチョコレートを隠しますが、夜ベッドに入ると、どうしてもそのチョコレートが気になってきてしまいます。
箱の中には8匹のこねこのチョコレートが。
「ひとつくらい たべたって、クリストファーは、気にしないとおもうな」
そしてジェニーは、ひとつこねこを食べてしまいます。
うーん!なんて おいしいんでしょう。
ジェニーは更に眠れなくなり、ひとつ、またひとつと、こねこのチョコレートを食べてしまいます。
そしてとうとう残ったのは、空の空き箱だけ!
一体どうしたらいいんでしょう?
お姉ちゃんと言っても、まだまだ子ども。
近くに甘い美味しいものがあるとわかっていたら、なかなかその衝動を止められませんよね。
兄弟で分けようと思っていたお菓子を、つい自分だけで食べてしまったり。
そんな経験がある人も少なくないと思います。
弟の為にプレゼントを選ぶ優しさと、どうしても我慢できなくなってしまう子どもらしさが、何とも愛らしいですね。
さて、クリストファーの誕生日。
何もない箱を渡すことになってしまったジェニーは、とても落ち込みます。
クリストファーも空の箱を見てがっかり。
そんな2人にとっても素敵なプレゼントをくれたのは、ジェニーの家で飼っている黒ねののティブルでした。
結末は是非、絵本を読んでみて下さいね。
絵本の絵を描いたのは、『なぞなぞのすきな女の子』や『番ねずみのヤカちゃん』の挿絵でお馴染みの大社玲子さん。
絵本から幼年童話、児童文学への移行の際、馴染みのある絵だと子ども達はすっとその世界へ入れる気がします。
この絵本も文章量もある程度あります。
そういった意味でも、幼年童話への架け橋になるような絵本でもあると思います。
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【201】『こねこのチョコレート』
B・K・ウィルソン 作
小林いづみ 訳
大社玲子 絵
こぐま社 2004/11
2歳の息子が愛してやまない某ロックバンドがあるのですが、そのバンドが明日、関西でフリーライブをやるとの情報が!
京都だったら行きたい!と思ったのですが、どうやら違うようで˘̩̩̩ ˘̩̩̩
この時期、インフルエンザも怖いので、遠出の人混みは避けたいところ。
生で見せてあげられるチャンスだったけど...残念です. ༘*
しかし2歳でロックバンドって。笑
決して親の趣味ではありません。笑
160210
ayumi◡̈⃝