『はろるどのクリスマス』

『はろるどのクリスマス 』
クロケット・ジョンソン 作
小宮由 訳
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実は今月、わたしの誕生日があります。
もうお祝いする様な歳ではありませんが...笑 主人にはプレゼントの代わりに、1日自由なフリーdayを前からお願いしていました。
主人の仕事の兼ね合いなどで、急遽今日に決まったそんなプレゼントday。
ということで今日は1日わたしのお休みを頂いております。
息子連れでは行けないカフェ、ランチ、古書店、雑貨屋さん巡り...自由気儘に過ごさせてもらうのはいつぶりだろう。
主人にも息子にも感謝感謝です。
只今かなり遅めのランチタイム。
そんな事ができるのも、こんな日ならではです。
頼んだランチが来る前に、今日の絵本を1冊紹介させて下さい。
今日もわたしのお気に入りのクリスマス絵本です。
今日の絵本は『はろるどのクリスマス』です。
クリスマスイブ。はろるどには、クリスマスツリーがありませんでした。
サンタクロースが来る前に、もみの木を探しに行くはろるど。
毛糸の帽子をかぶり、むらさきのくれよんを待って、お空に浮かぶむらさきの月と一緒に森へ探しに出かけます。
北へ向かっている証拠は、むらさきのおおぐま座。
サンタクロースはソリに乗ってやって来るから、雪を降らせなくっちゃ。
雪が降ったらゆきだるま。
ゆきだるまにはマフラーをつけて。
サンタクロースが出てくるえんとつに、仲間のトナカイも。
全部全部、むらさき色。
はろるどのこの冒険は、むらさきのくれよん1本で繰り広げられます。
次から次へ、これだ、あれだと思い付くはろるど。
その発想とむらさきのくれよんで完成していくクリスマスイブのお話は、子どもらしさがこれでもかというくらい詰まっているとっても素敵なものです。
色遣いもストーリーもシンプルなものですが、子どもにとっては何事もこれくらいシンプルなものの方がしっくりくるのかもしれません。
文章量は少な目ですが、ストーリー展開はしっかりとあるので少し大きくなったお子さんの方が楽しめるかな?
はろるどの作り出すクリスマスの世界は、あたたかく見守りたくなる可愛らしさもあるので、大人の方にも楽しんでもらいたい1冊です。
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【138】『はろるどのクリスマス』
クロケット・ジョンソン 作
小宮由 訳
文化出版局 2011/07
今日自由に巡っている場所は、学生時代や独身時代によく行っていた場所です。
学生時代によく行っていたカフェや本屋さん、新しくできた古書店、さすがに今は行かないクラブハウスや笑 夜中によく行っていた喫茶店なんかも横目に通り過ぎ、懐かしさを感じています。
でも同時に、「あ、ここ息子が喜びそうな公園だな」とか、「ここなら一緒に連れて来れるかな?」なんて、ついつい息子中心に考えてしまう自分もいて、どこに居ようが何をしようが、やっぱりわたしは母親なんだなぁと改めて実感しました。
息子が生まれてすぐの頃は、もう自分ではなく「母親」でしかないのかと思い辛くなった事もありましたが、今では母親である自分が嬉しかったりもします。
そう思わせてくれる息子に、やっぱり感謝せずにはいられません。
少し離れてみると、より色んなものが色んな視点で見えるなぁと感じました◡̈
151209
ayumi◡̈⃝