『とってください』

福知伸夫
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昨日スタンプラリーで歩いていて感じたのですが、随分と木々が色付いてきましたよね。
今年は少しあたたかい様なので、紅葉も例年よりは遅いかな?と思っていたのですが、それでも徐々に秋は深まってきているなぁと感じました。
小さな赤ちゃんから読める季節を感じることができる絵本。数はそこまでありませんが、今日紹介させてもらう絵本は紅葉が出てくる、赤ちゃんから楽しめる絵本です。
今日の絵本は、『とってください』です。
かめさんが、木の上にある様々なものを「とってください」と頼んでいきます。
おさるさんには、りんごを。
はとさんには、おはなを。
きりんさんには、さくらんぼを。
ぞうさんには、みかんを。
そしてさいさんには、きれいなはっぱを。
ともすれば若干図々しくも見えるかめさんですが笑 素直な子どもと重なり、ちっとも憎めません。
とってもらった後はちゃんと、「ありがとう」。
何かをしてもらったら、感謝の言葉を伝える。
そんな事を、自然と子どもに伝えてくれる絵本です。
福知さんの木版画がまたいい味を出しています。
小さな赤ちゃんの頃から木版画の世界に触れる事ができるのもまた、絵本の特権ですよね。
この絵本を通して小さな秋を感じると共に、親子で自然と「ありがとう」の大切さも感じてもらえたらと思います。
裏表紙まで可愛らしいかめさんがいるので、是非最後まで堪能してみて下さいね。
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【103】『とってください』
福知伸夫
福音館書店 2003/03
0.1.2.えほん
上でも少し触れましたが、この絵本は木版画で描かれています。
絵本の絵は様々な方法で描かれていて、水彩画や水墨画なんかもあり、色の出し方も様々です。
小さな頃から本物の芸術に触れる機会ってなかなかないですよね。
音楽でもよく感じますが、本物の音を聞かせてあげたいと思っても、大概「未就学児入場禁止」などの壁があります。
美術館なんかもそうで、小さな子ども連れだと周りを気にしてなかなか行くことも難しいです。
でも絵本は、お家でとても気軽に、本物の芸術に触れる事ができます。
子どもは意識して見たりはしませんが、小さな頃から本物に触れることは子どもにとっても良いことだと思います。
「本物の絵」を意識して絵本を見てみるのも、またひとつの楽しみ方かもしれませんね。
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今日はいい天気でしたが、昨日の疲れもあり、お家で沢山遊びました。
明日は急に主人が休みになったとのことで、お弁当持ってどこかにお出かけしようかな◡̈
今が1番いい気候。
本格的に寒くなる前に、沢山お外で遊びたいと思います♩
151104
ayumi◡̈⃝