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さんじのえほん。

3時のおやつみたいに、絵本が日々のちょっとした幸せに⋆* 駆け出しの絵本講師、1日1冊絵本を紹介しています◡̈

『あいうえおみせ』

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GWも終わり、日常が戻ってきました。
わたしも帰省先から戻り、早速日常です。
みなさんは、どんなGWを過ごされましたか?

帰省中は色々と息子が好きな場所へお出かけしましたが、津和野へSLに乗りに行った際に、安野光雅美術館へも行きました。

レトロで綺麗な美術館で、安野光雅さんの魅力も沢山詰まっていました。
そんな美術館でお迎えしたのが、この絵本。
この絵本もまた、子どもも大人も夢中にさせる安野さんの魅力がたっぷりと味わえます。

様々なお店が商店街の様に並んでいるこの絵本。

文章はありませんが、お店の並び順がとても面白いです。

「あめや」「いしやきいもや」「うんそうや」「えんとつや」「おけや」

上の段のお店は、「あいうえお順」に並んでいます。

そして下の段。

「いしゃ」「ろくろや」「はなや」「にまめや」「ほうきや」

何の順番かわかりますか?
そう、「いろはにほへと」の「いろは歌」の順になっているんです。

いろは歌をこんな風に楽しめるきっかけもなかなかないと思います。
これこそ絵本の魅力、安野光雅さんの魅力でもあると思います。

懐かしいお店や実際に見たことのないお店なんかもあり、大人も楽しめます。

最後のページには沢山の物が描かれていて、どのお店に売っているものかを探す楽しいクイズもあります。

文字はないけれど、それぞれのお店がどんなものを売っているのか考えたり、お店同士の繋がりを想像したり、ごっこ遊びをしてみたりと、楽しみ方は無限大です。

文字がないからこそ広がる世界。
安野光雅さんの、そこに本当に日常があるかの様な、息遣いの聞こえる絵が、更に想像力を広げてくれます。

安野光雅さんの絵本は、知的好奇心と想像力を刺激してくれるものが沢山あります。

大人も子どもも一緒になって、是非この商店街を闊歩してみて下さい。
沢山の楽しい発見があると思います。


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【292】『あいうえおみせ』


160509
ayumi◡̈⃝