さんじのえほん。

3時のおやつみたいに、絵本が日々のちょっとした幸せに⋆* 2児の子育てをしながら絵本や子育てにまつわるあれこれをお話しています。マイホームは絵本ハウス。絵本に囲まれた暮らしを親子で楽しんでいます◡̈京都在住。絵本講師✎

『海のなか のぞいた』

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海のなか のぞいた (福音館の科学シリーズ) 』

よしのゆうすけ

 

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息子は水族館が大好きです。
中でも大好きなのが、エイとくらげ。笑
「エイさんー!」「くらげさーん!」と毎回駆け寄ってはじーっと見ています。

子どもの「好き」に存分に寄り添ってあげたいのが親の性。笑
自然と、魚の出てくる絵本や海の絵本に手を伸ばす機会が増えました。

 

そしてこの絵本、新刊絵本なのですが、見た瞬間から「間違いない!」と嬉しくなった1冊。

男の子とお父さんが海の中を水中メガネで覗く、写真絵本です。

 

カエルウオ」や「バフンウニ」、「アオウミウシ」「トラウツボ」など、あまり馴染みのない魚達が出てきますが、どれも表情豊かな自然のままの姿が写されていて、本当に海の中を覗いている気分になれます。

 

お父さんと男の子の会話を通して様々な海の生き物の生態や、「海の生き物はいきなり触ってはいけない」「魚たちが人間を見に来ることだってある」など、人間と自然との共存ルールを自然と感じることができます。

図鑑の様に様々な魚を楽しみながらも、お父さんと男の子の親子の触れ合いも感じられます。

海の中に降り注ぐ太陽の光は、圧巻。

 

これからどんどん暑くなります。
夏休みは家族で海に行くご家庭も多いと思います。

その前に是非こんな絵本で、海の中を先取りしてみてはいかがですか?

そして是非海の中を、自然を、大人も一緒に楽しんでみて欲しいと思います。

 

科学絵本としても楽しめるので、小学生の夏休みにも。夏にオススメの1冊です。


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【329】『海のなか のぞいた』
よしのゆうすけ
福音館書店 2016/06


160615
ayumi◡̈⃝