『海のなか のぞいた』
よしのゆうすけ
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息子は水族館が大好きです。
中でも大好きなのが、エイとくらげ。笑
「エイさんー!」「くらげさーん!」と毎回駆け寄ってはじーっと見ています。
子どもの「好き」に存分に寄り添ってあげたいのが親の性。笑
自然と、魚の出てくる絵本や海の絵本に手を伸ばす機会が増えました。
そしてこの絵本、新刊絵本なのですが、見た瞬間から「間違いない!」と嬉しくなった1冊。
男の子とお父さんが海の中を水中メガネで覗く、写真絵本です。
「カエルウオ」や「バフンウニ」、「アオウミウシ」「トラウツボ」など、あまり馴染みのない魚達が出てきますが、どれも表情豊かな自然のままの姿が写されていて、本当に海の中を覗いている気分になれます。
お父さんと男の子の会話を通して様々な海の生き物の生態や、「海の生き物はいきなり触ってはいけない」「魚たちが人間を見に来ることだってある」など、人間と自然との共存ルールを自然と感じることができます。
図鑑の様に様々な魚を楽しみながらも、お父さんと男の子の親子の触れ合いも感じられます。
海の中に降り注ぐ太陽の光は、圧巻。
これからどんどん暑くなります。
夏休みは家族で海に行くご家庭も多いと思います。
その前に是非こんな絵本で、海の中を先取りしてみてはいかがですか?
そして是非海の中を、自然を、大人も一緒に楽しんでみて欲しいと思います。
科学絵本としても楽しめるので、小学生の夏休みにも。夏にオススメの1冊です。
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【329】『海のなか のぞいた』
よしのゆうすけ
福音館書店 2016/06
160615
ayumi◡̈⃝