さんじのえほん。

3時のおやつみたいに、絵本が日々のちょっとした幸せに⋆* 2児の子育てをしながら絵本や子育てにまつわるあれこれをお話しています。マイホームは絵本ハウス。絵本に囲まれた暮らしを親子で楽しんでいます◡̈京都在住。絵本講師✎

『ぴょーん』

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ぴょーん (はじめてのぼうけん (1)) 』

まつおかたつひで

 

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今月は雨の絵本と一緒に、この季節ならではのかえるの絵本も色々と紹介していきたいと思っています。

これを書いている今も、窓の外からゲコゲコとかえるの鳴き声が。笑

 

小さなお子さんから楽しめるかえるの絵本と言えば、まず間違いないのがこちら。

図書館の読み聞かせなどで、大型絵本で読んでもらったことがある方も多いと思います。

一般書店で売られているのは、この小さなタイプの絵本。
ですが、中身はとってもダイナミックです。

 

縦に開いて読むこの絵本。
かえるが ぴょーん!
ねこも ぴょーん!
いぬも ぴょーん!
かたつむりも?さかなも?
みんながぴょーん!と飛び跳ねます。

読む時に子どもを高い高いしたらとっても喜びますし、中には飛べないものも出てくるので、期待を裏切られるのもまた楽しいです。

 

正に体験型絵本。
自分でジャンプできるお子さんは読みながらジャンプして楽しめますし、サイズの小さな絵本なので、読み手も一緒に飛び跳ねても楽しい。

まだ地力でジャンプできない赤ちゃんには読みながら高い高いはできないので、誰かに読んでもらわないとその楽しみ方ができないのが難点です。

ですが、読みながら絵本を上下に動かして飛んでいるのを感じさせることはできます。
これもまた、このサイズ感だからこそやりやすい遊び方です。

 

最後はかえるが絵本の外へぴょんぴょんと跳ねて出て行っています。
是非そこまでお子さんにしっかりと見せてあげて下さいね。

 

とっても単純でシンプルな絵本ですが、多人数では勿論、家庭でも身体を動かして楽しめる、今の時期にもぴったりの1冊です。


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【324】『ぴょーん』
まつおかたつひで
ポプラ社 2000/06


160610
ayumi◡̈⃝