『コッコさんとあめふり』
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本格的に梅雨入りした様な空模様です。
雨の絵本で梅雨の季節も楽しもう、と言いつつも、本音はやっぱり梅雨の季節は苦手。
できれば晴れの方がやっぱり嬉しいです。
あまり雨が続く様なら、てるてる坊主にお願いしてみるのもひとつの手かな?
そういえば去年も息子と沢山てるてる坊主を作った気がします。
わたしの大好きなコッコさんシリーズのこの絵本も、続く雨模様をどうにかしようと、コッコさんがてるてる坊主にお願いします。
てるてるぼうず
てるてるぼうず
あしたてんきにしてください
歌う様に、コッコさんはてるてる坊主を作ります。
でも、なかなか晴れにはなりません。
てるてる坊主の中にお手紙を入れてみたり、疲れてるのかもとお休みさせてあげたり...コッコさんの必死な思いと優しさが垣間見えます。
歌絵本とはまた違いますが、まるで歌う様に読める文章は、耳にもとても心地いいです。
てるてる坊主はコッコさんのお願いを叶えてくれるのでしょうか?
長い梅雨もいつかはあけて、日差しの眩しい夏がやって来ます。
最後のページは、そんな明るい気持ちにさせてくれる、鮮やかなものとなっています。
雨模様が続いて大人も子どもも少しうんざりしてきた時は、この絵本を読んで、青空を待ちわびながらてるてる坊主を作ってみるのもいいですね。
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【318】『コッコさんとあめふり』
片山健
福音館書店 2003/05
160604
ayumi◡̈⃝