『くだものさん』

tupera tupera
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昨日紹介させてもらった、『やさいさん』 - さんじのえほん。
今日はそのくだものバージョンのこちらを紹介させて下さい。
果樹園にてくだものさん達がかくれんぼです。
『やさいさん』同様、簡単な仕掛け絵本となっています。
くだものさん
くだものさん
だあれ
繰り返されるこのリズムも、子ども達のワクワク感を引き出します。
『やさいさん』は土の中から出てくる仕掛けでしたが、『くだものさん』は木の上から落ちてくる仕掛け。
めくる方向が逆になっていますが、こちらの方がより小さいお子さんでもめくりやすいかな?と思います。
ももやみかん、栗や柿まで。
途中、くだものさんじゃないお友達が混じっているのもまた面白いです。
同じ果物を扱った絵本、『くだもの』とはまた違った魅力のあるくだものの絵本。
確かにひとつひとつの果物のみずみずしさや本物に忠実な絵、美しい日本語や細かい所まで子どもの成長発達に忠実な絵本...となると、やはり『くだもの』だと思います。
ですが、こうしたちょっとした仕掛けやリズム、面白さ、単純に親子で「楽しむこと」をメインとした絵本。
そんな絵本も、親子の読み聞かせの時間を明るく楽しくしてくれると思います。
子どもの心に寄り添った、栄養となる絵本。
単純に親子で楽しめる絵本。
バランス良く取り入れていけたらと思います。
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【311】『くだものさん』
tupera tupera
学研教育出版 2010/07
160528
ayumi◡̈⃝