『あめふり くまのこ』

『あめふりくまのこ 』
鶴見正夫 詩
高見八重子 絵
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この季節になると、雨が続くと「そろそろ梅雨かな?」という気分になります。
梅雨の時期は本当に苦手です。
洗濯物は乾かないし、お外でも遊べないし、湿気でベタベタするし...。
と、マイナスなことばかりを考えても仕方ないので、毎年雨の絵本を楽しみとしています。
今年はまだ梅雨入りどころか、台風すら来ていませんが、そろそろ雨の絵本を用意していきたいと思っています。
この絵本も、そんな楽しい雨の絵本。
あの童謡、「あめふりくまのこ」が絵本になっています。
絵本の中身は「あめふりくまのこ」の歌詞そのもの。
歌いながらも読めますし、敢えて歌うことなくひとつのお話として読むこともできます。
全体的に淡いブルーの雨模様絵本。
でも、こうして見ると、新緑や紫陽花の色、雨の淡い色合いがとても綺麗です。
どうしても日常の雨はコンクリートの香りが鼻についてしまいグレーのイメージになってしまいますが、自然の中の雨は柔らかく淡い美しい色合いなのだと感じさせてくれます。
そんな自然の中の雨と戯れるくまのこ。
子ども達にも、このくまのこの様に自然の中の雨を感じさせてあげられたらと、そう思います。
今の時代、なかなか難しいんですけどね。
だからこそこういった絵本に助けられるのだと思います。
童謡にはないお母さんとのシーンも、この絵本には描かれています。
そこがまた素敵だと感じます。
梅雨入りしてどんより気分になった時は、是非親子でこの絵本を読みながら、歌いながら、楽しんでみて下さい。
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【308】『あめふり くまのこ』
鶴見正夫 詩
高見八重子 絵
ひさかたチャイルド 2009/05
160525
ayumi◡̈⃝