『ちいさなこいのぼりのぼうけん』

岩崎京子 作
長野ヒデ子 絵
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今日から5月。
GW真っ最中、家族で過ごされたり旅行に行かれたりと、この気候のいい季節にぴったりの連休を過ごされている話を沢山耳にします。
今年の暦は途中平日も挟みますが、皆さん素敵な連休をお過ごし下さいね。
そして、5月と言えばこどもの日。
こどもの日と言えば、やっぱりこいのぼり。
あちこちでこいのぼりを目にしていますが、それもあと数日のことだと思うとなんだか寂しくも思います。
鯉たちも気持ちのいい空をあと少し、たっぷりと泳いで欲しいですね。
今日紹介させてもらうこの絵本にも、空を自由気ままに泳ぐ鯉たちが登場します。
と言っても、この鯉たちは折り紙で出来たもの。
ももぐみさんのみんなが作った折り紙の鯉たちは、もっと広いところを泳ぎたくなり、ももぐみさんから飛び出してしまいます。
空を泳ぎ、街を見下ろし、鳥達の交通整備までしちゃう折り紙の鯉たち。
ハプニングも勿論ありますが、最後はちゃんと、ももぐみさんへ帰ることができます。
起承転結のストーリーのあるこいのぼりのお話。
こいのぼりの導入としては、以前紹介させてもらった『こいのぼりこびとのおはなし』 - さんじのえほん。がオススメですが、幼稚園くらいのお子さんからだと、こんなこいのぼりのお話も楽しめると思います。
わたしの好きな「行事のえほん」シリーズの内の1冊です。
(Blogでは、同シリーズの『おしょうがつ』 - さんじのえほん。を紹介しています)
この絵本を読んで、実際に折り紙でこいのぼりを作っても楽しいでしょうね。
勿論、作り方も絵本の中で紹介してくれています。
こどもの日まであと少し。こんな風に自由に空を泳ぐ鯉たちを、あたたかく見守りたいですね。
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【284】『ちいさなこいのぼりのぼうけん』
岩崎京子 作
長野ヒデ子 絵
教育画劇 1993/04
160501
ayumi◡̈⃝