『バナナです』

『バナナです 』
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突然ですが、息子はとーっても雑食です。
本当に何でも食べて、食べむらはあるものの、嫌いなものは恐らく殆どありません。
赤ちゃんの頃からキャパオーバー並みにおっぱいも飲んでいて、飲みすぎてリバースなんてしょっちゅうで心配したこともありますが、本当に単なる飲みすぎで、出てこなくなるまで飲む!が彼のモットーでした。笑
おかげで出生時は至って普通の体重だったのが、1ヶ月後は約2倍に。
生まれてから今まで、「大きいですね!」と言われなかったためしがありません。
主人の家系がそんな感じだったみたいで主人の実家ではさして驚かれませんが、とにかくよく食べるし、大きいです。笑
お菓子やジュースは殆ど口にしないので、本当「がっしり」とした肉付きで、わたしの腰は彼が産まれてから悲鳴をあげっぱなしです。
今では主人も兄弟もみんな体型は普通なのでそうなってくれることを祈りますが...果たして。笑
と、そんな息子はやっぱり、絵本も食べ物の絵本が大好き。
最近は『おべんとうばこのうた』が特にお気に入りで(このblogでも紹介させてもらっています。よかったら「わらべうたの絵本」タグからどうぞ)、紅しょうがまで美味しそうに食べ真似をしています。
食べ物の絵本は赤ちゃんの頃からよく読んでいましたが、今日紹介させてもらう絵本はそんな中でも息子が一時期大好きだった絵本。
当時息子の大好物だったバナナの絵本です。
今日の絵本は、『バナナです』です。
タイトルがど直球な絵本ですが、中身もど直球です。
と言うのも、文章が殆ど、「バナナです」のみ。
え?と思われるかもしれませんが、開いてみたらその絵本の面白さがよくわかると思います。
同じ「バナナです」でも、場面は全て違います。
なんせこの絵本、「バナナです」の文字と共に、バナナが木にぶら下がってるところまで描いているんです。
何も知らない子どもからしたら、「え?これバナナ?」ですよね。
緑のバナナが黄色くなってはじめて、「これ、バナナだったんだ!」と発見に繋がります。
でも文章は一貫して、「バナナです」。
バナナが大好きな動物と言えば、思い浮かぶのはゴリラです。
もちろんこの絵本でも、「バナナです」の文字と共に美味しそうに食べています。
じゃあ、バナナが嫌いな動物は?
食べてる所がイメージできない、犬や猫。
彼らも冷ややかな視線をバナナに向けて、登場します。
その時も勿論、「バナナです」。
下手に説明せずに「バナナです」に全て込めている辺りが、本当に絵本らしいと感じます。
子ども達は動物達を見て、様々な想像ができます。
バナナ大好きなんだね。あれ、嫌いなのかな?いや、もしかしたら狙ってる顔かも!食べるのかな?食べないのかな?
「バナナです」の言葉に、子ども達の脳はフル回転させられることでしょう。
最後は男の子と女の子。
ここで初めて、「ぼくたちも たべようよ」という「バナナです」以外の言葉が出てきます。
バナナの皮をむいて、美味しそうに食べる2人。
実は中表紙にこの2人は既に登場してるのですが、そこではバナナは持たずに、手話のようなジェスチャーをしています。
最後まで読んで、そのジェスチャーがバナナの皮をむくものなのだと気付きます。
「バナナです」がひたすら繰り返される単純明快な絵本ですが、細かいところまで工夫されている、とっても面白く奥深い1冊です。
シリーズで他の果物の絵本も出ています。
お子さんのお気に入りの果物を探してみてもいいかもしれませんね。
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【207】『バナナです』
文化出版局 1984/09
今日掃除をしていて、ソファーの下に収納しているローテーブルを取り出して掃除機をかけようとしたら、サイドテーブルにがつんとやってしまいました...。
買ったばかりのサイドテーブル。傷が...。。
ちなみにローテーブルも早々に息子に傷だらけにされました˘̩̩̩ ˘̩̩̩
あぁ、でも、サイドテーブルは自分の不注意なだけにかなりショックです˘̩̩̩ ˘̩̩̩
この傷にも愛着がわくくらい愛用したいです。笑
160216
ayumi◡̈⃝