『まめのかぞえうた』
西内ミナミ 作
和歌山静子 絵
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1月もそろそろ終わり。
1年の始まりの月ですが、ここから2月3月とあっという間に毎年駆け抜けていく気がします。
その間に色んな行事や季節の変わり目もあるので、何だか慌ただしいですよね。
まだまだだと思っていましたが、そろそろ2月ということで節分に関する絵本も少しずつ読んでいきたいなぁと思います。
今日紹介させてもらう絵本も、節分の季節にぴったりの絵本。
節分も由来がしっかりとある行事なので小さな子ども向けの良いものはあまりありませんが、こちらは去年わたしも教えていただいたもので、去年も今年もこの時期には活躍している1冊です。
今日の絵本は、『まめのかぞえうた』です。
節分に欠かせないまめ。
まめの葉が地面に埋まっているところから、絵本は始まります。
ひとーつ、まめ ひとつ あったとさ。
はたけに うめて つちの なか。
ふたーつ、ふたごの はっぱの あかちゃん
げんきよく でてきたよ。
みっつ、みずを やって
おおきくなーれ、
おおきくなーれっ!
と、こんな風に数え歌になっているこの絵本。
まめはどんどん大きくなり、実がなり、さやからまたまめが沢山出てきます。
そのまめをさぁ、鍋で焼こうとなった時、まめたちは「やかれるのは いやっ!」と飛び出してしまいます。
この辺りのテンポの良さ、リズム感の良さは、聞き手だけでなく読み手もとても楽しめると思います。
最後は無事まめたちは鍋でいられて、みんなのお口へあーん。
節分には歳の数だけまめを食べたら福が来るんだよ、と、ちゃーんと節分のお話で絵本は終わります。
でも、楽しい数え歌として、節分の季節だけでなくいつでも楽しめる絵本でもあります。
和歌山静子さんのダイナミックで力強く、でも愛嬌のあるまめたちが何とも愛おしいこの絵本。
文章は『ぐるんぱのようちえん』でお馴染みの西内ミナミさん。
このお二方が手掛けられているというだけで、素敵な絵本の匂いが漂ってきます。笑
わたしが去年手に入れた時は、確か実質絶版状態だと言われていたのですが、今年は季節の絵本コーナーに沢山積まれていました。
奥付けを見たら今年新しく刷られたみたいで。
とても素敵な絵本なので、こうしてまた沢山の人に読まれるのがとても嬉しかったです。
小さなお子さんから楽しめる季節の絵本。
歳の数だけまめを食べながら、楽しんでもらえたらと思います。
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【186】『まめのかぞえうた』
西内ミナミ 作
和歌山静子 絵
鈴木出版 2004/01
ここ最近夜更かしで読書をしてしまっているので、朝がなかなか起きられません. ༘*
基本朝は早い方ですが、最近は朝の自分時間を取れていない気がします。
早く寝て早く起きればいいだけなんですけど、いかんせん寒くて目が覚めても布団からなかなか出られず...笑
そろそろ朝の時間を戻さなきゃなぁ。
160126
ayumi◡̈⃝