さんじのえほん。

3時のおやつみたいに、絵本が日々のちょっとした幸せに⋆* 2児の子育てをしながら絵本や子育てにまつわるあれこれをお話しています。マイホームは絵本ハウス。絵本に囲まれた暮らしを親子で楽しんでいます◡̈京都在住。絵本講師✎

『ゆき』

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きくちちき

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今年の冬は暖冬で去年に比べて本当にあたたかく感じますが、今日は東京と横浜で初雪を観測したそうですね。

去年は元旦に大雪で、京都では帰省する新幹線から真っ白な世界が見えましたが、今年はまだそんな世界はやって来そうにありません。

あたたかい冬は過ごしやすい反面、あまり暖冬だとちょっと心配にもなります。

明日からまた冷え込むとの予報なので、風邪には気をつけながらも、本格的な寒さを歓迎できたらと思います。

そんな今日は、ゆきの絵本を1冊紹介させて下さい。去年の11月に出たばかりの新刊です。

今日の絵本は、『ゆき』です。

森に降り出した雪はだんだんとその激しさを増し、動物たちはあわてて駆け回り、あたたかい場所にその身を預けて寄り添います。

真っ白な世界に喜んで駆け回るのは、人間の子どもたち。
夜はあたたかな部屋で、家族でその綺麗な雪を眺めます。

作者のきくちちきさんは、北海道出身。
北海道の原野に降る雪をイメージしながら、この絵本を描かれたそうです。

ダイナミックな様に見えて繊細な色使いは、森を白く埋め尽くす雪をとても綺麗に表現してくれています。

何より印象的なのは、文章の力強いフォントです。

文章自体はとても短く小さな子どもから読める内容ですが、絵とのバランスがとても良く、自然の力強さを脳内に自然と響かせてくれます。

森に降る雪は激しく、動物たちに聞こえるのは「しろい おとだけ」です。
反面、人間の子どもたちは雪をとても喜び、「ふれふれ いっぱい ふれふれ」と遊び回ります。

雪の美しさだけでなく、自然の厳しさもひしひしと感じることができる絵本です。

先にも書きましたが、文章自体はとても短く読みやすいので、小さなお子さんから楽しめると思います。
ですが、その世界観は大人の方の方がじっくりと味わえるかもしれません。

幅広い世代に楽しんでもらえる1冊だと思います。

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【172】『ゆき』
きくちちき

お正月からしばらくお世話になった実家から、今日戻りました。
実家ではなかなか乱れた生活をしていたので、息子共々明日から生活リズムを戻します´◡`;

義実家に行ったら、息子はちょっと太ったねと言われました。笑
間違いなく太りました。。笑

食生活も質素にしなければ´◡`;


160112
ayumi◡̈⃝