さんじのえほん。

3時のおやつみたいに、絵本が日々のちょっとした幸せに⋆* 2児の子育てをしながら絵本や子育てにまつわるあれこれをお話しています。マイホームは絵本ハウス。絵本に囲まれた暮らしを親子で楽しんでいます◡̈京都在住。絵本講師✎

『あすは きっと』

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ドリス・シュワーリン 文
カレン・ガンダーシーマー 絵

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今日は大晦日。
今年も今日でおしまいです。

今年はどんな1年でしたか?
沢山笑って、沢山泣いて、悔しい思いも悲しい思いもあったかもしれないけれど、今日は笑顔で、新しい明日に繋げたいですね。

今年最後の絵本は、来年に繋がる、明るい希望のもてる1冊を紹介させて下さい。

今日の絵本は、『あすは きっと』です。

子ども達は「今日」を生きています。
でもその先は、キラキラ輝く夢いっぱいの「明日」が待っています。

「あすは いっぱい できるよ、
きょう できなかったことも。」

新しい遊びもできるかもしれない。
今日なくしたおもちゃが出てくるかもしれない。
もしかしたら、新しいお友達と出会えるかもしれない。

今日泣いたことも。
痛かったことも。
大丈夫、ぐっすり眠って明日になれば、きっとよくなる。

ずっとにこにこ笑っていられるかもしれないよ。

最初から最後まで、明日への希望がいっぱい詰まっています。

今年できなかったこと。
失敗しちゃったこと。
悲しかったことや、悔しかったことも。

「あすは、なにから なにまで、ずっと きょうより よくなるよ。」

子ども達と同じ様に、明日に限りない希望を持てる1冊です。

子ども達はきっと、日々こうやって過ごしてるのでしょうね。
明日は今日より、少しだけ大きくなれる。
明日は今日より、ずっと楽しい1日になる。

大人は明日を考えてしまうから、なかなか子どもと同じ様には感じられないかもしれない。
でも今日くらいは、明日に、来年に、思いっきり希望を抱いて眠りましょう。

「目をさまして、「おはよう!」っていうと、もう そのときが、あす。」

あすはきっと、今日より少しだけ、いい1日になるよ。

ずっと楽しい、1年になるよ。

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【160】『あすは きっと』
ドリス・シュワーリン 文
カレン・ガンダーシーマー 絵
童話館出版 1997/06

ことし最後のブログです。
息子の2歳の誕生日をきっかけに始めたブログ。
1日1冊の紹介ですが、毎日続けるのはなかなか大変でした。
それでもこうして続けていられるのは、読んで下さる皆さんがいてくださるからです。
本当にありがとうございました。

来年もまた、1日1冊を目標に、様々な絵本を紹介させてもらえたらと思います。
わたしもまだまだ子育て真っ最中、息子と一緒に様々な絵本に出会えるのを楽しみにしています。

今年もありがとうございました。
来年もまた、よろしくお願い致します。

皆さんにとって来年が、とても素敵なものでありますように。


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ayumi◡̈⃝