『まりーちゃんのくりすます』
フランソワーズ 作
与田凖一 訳
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あっという間に23日。
明日はクリスマスイブですね。
まだまだ紹介したいクリスマス絵本が沢山あるのに、もう残すところあと3冊となってしまいました。
今日の絵本もギリギリまで悩みましたが...やっぱり、この絵本は欠かせませんでした。
大好きなフランソワーズ。
そして、大好きなぱたぽん。
今日の絵本は、『まりーちゃんのくりすます』です。
もうすぐクリスマス。
まりーちゃんはぱたぽんに言います。
「もうすぐ くりすますよ、わたし とっても うれしいわ、ぱたぽん。」
でもひつじのぱたぽんは、クリスマスを知りません。
まりーちゃんはそんなぱたぽんに、クリスマスがどんな日かを教えてあげます。
お利口にしていたらプレゼントをもらえるかもしれないと知って、大喜びのぱたぽん。
でも、ぱたぽんが履いている「四つのちいさなくろいくつ」は、残念ながら脱ぐことができません。
くつのないぱたぽんに、サンタクロースはプレゼントを持ってきてくれないかもしれない...そんな不安なぱたぽんはまりーちゃんに必死にその事を伝えますが、まりーちゃんは自分のプレゼントを想像するのに必死で、そんなぱたぽんに気付きません。
この、2人のやりとりがとっても可愛らしくて面白い!
プレゼントがもらえないかもしれない不安でいっぱいのぱたぽんをよそに、まりーちゃんはあれやこれやと素敵なプレゼントを想像しては喜びます。
思わずぱたぽんを応援したくなる。笑
でもそんなまりーちゃん、ちゃーんとぱたぽんに素敵なくつを用意してあげます。
まりーちゃんとぱたぽんの信頼関係が浮かび上がってきますね。
ストーリーも素敵ですが、フランソワーズの描くクリスマスもまたとっても素敵です。
イエス様が生まれた日という背景をしっかりと踏まえたクリスマスの風景。
柔らかく可愛らしいフランソワーズの画風が、独特なあたたかさのあるクリスマスを創り出しています。
特に見開きで描かれているページは、細かい所まで見応えがあります。
岩波子どもの本として、長くクリスマスに読まれているこの絵本。
子ども達に是非とも読んであげたいクリスマス絵本です。
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【152】『まりーちゃんのくりすます』
フランソワーズ 文・絵
与田凖一 訳
岩波書店 1975/11
今日は祝日ですね。
主人は変わらず仕事なので我が家はクリスマスムード皆無ですが笑
今日は楽しみにしていた、pieni siltaさんのクリスマス会に息子と参加させてもらいます♡
天気がもちます様に。
皆さん、素敵なお休みをお過ごしください◡̈♡
151223
ayumi◡̈⃝