『エリーちゃんのクリスマス』
メアリー・チャルマーズ 作
おびかゆうこ 訳
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今日は京都は大雨。
久々のザザ降りです。
この雨でまた一段と寒くなるかな?
紅葉もそろそろ本格的に色付き始めているみたいです。
気付けば11月も折り返し。
ほんと、あっという間に今年も終わりそうですね。
クリスマス絵本も少しずつ紹介させてもらいたいと思いつつ、気付けばクリスマス目前!になりそうなので笑 そろそろ2冊目を紹介させてもらおうかと思います。
今日紹介させてもらう絵本は、とても可愛くて個人的に大好きなクリスマス絵本です。
可愛いだけじゃなく、お話しもとてもあたたかみのある1冊です。
今日の絵本は、『エリーちゃんのクリスマス』です。
雪が降り出したある日、エリーちゃんはいぬのハリーと一緒にもみの木を抱えてお家へ帰ります。
待っていたのは、うさぎのアリスとねこのヒラリー。
みんなで屋根裏からクリスマスの飾りを運び出し、クリスマスツリーの飾り付けです。
ところが、てっぺんに飾るおほしさまがありません。
「あたし、おほしさまを さがしにいってくる」
エリーちゃんは雪の積もった中、おほしさまを探しに出かけます。
果たして誰が、おほしさまを持っているのでしょうか?
大人の「可愛い」の基準で絵本を選ぶのは、子どもにとってベストかと言えばそうではないと思います。
ですが、この絵本はもう文句なしに「可愛い」です。笑
ページをめくる度に、もう、「可愛い」としか言いようがない可愛らしさが溢れています。
でもそれは単に絵や雰囲気が可愛いだけでなく、ことばひとつ、仕草ひとつが子どもらしくてとても可愛いんです。
例えばエリーちゃん達が飾り付けをしている中、ねこのヒラリーはかざりで遊んでしまいます。
鳥の飾りを「わぁーい!」と掲げているヒラリーの、何とも可愛らしいこと!
エリーちゃんが1人でおほしさまを探しに行くその背中、とても頼もしくも見えますが、もこもこの上着を着たまんまるいシルエットは正に「可愛らしい」のことばがぴったりです。
どのページにも無駄な絵がなく、余白が上手く使われてあると感心してしまいます。
雪の降る寒い日の出来事ですが、お話しはとてもあたたかく、優しい気持ちになれるものです。
さあ、わたしは今日、このブログで何度「可愛い」と言ったでしょう。笑
でもそう言わざるを得ないくらい、本当に可愛...はい、もういいですね。笑
裏表紙に、読むなら3歳からとなっています。
文章量は多いわけではありませんが、ストーリーもしっかりとあるので、2〜3歳のお子さんからの方がわかりやすいかもしれません。
でもこの絵本は、大人もその雰囲気を満喫できると思います。
わたしもよく、クリスマスプレゼントに渡したりもします。
是非表紙から裏表紙まで、その愛らしさを堪能して欲しい1冊です。
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【116】『エリーちゃんのクリスマス』
メアリー・チャルマーズ 作
おびかゆうこ 訳
福音館書店 2009/10
大人の「可愛い」と子どもの「楽しい」は少し違うかもしれないと思います。
絵本を単純に「可愛い」で選ぶのは少し違うと
よく聞きますが、可愛いからと言ってそれが子どもにとって楽しめる絵本なのかと言えば、必ずしもイコールにはならないのかもしれません。
大人は単純に絵の雰囲気や出てくるキャラクターが可愛いと、手に取ってしまいます。
勿論その選び方が間違ってるとは思いません。
わたしも可愛い絵本、大好きです。
でもだからと言って、子どもがその絵本を楽しめるのかはまた別の話なんだと思います。
可愛いだけでなく、お話しの内容や、絵の質、その子が今読むに相応しいものなのか、そういう所をちゃんと見てあげることが大切なんだと思います。
この絵本は確かに可愛いですが、それだけではない、お話しのあたたかみや優しさが溢れています。
そんなところも、子ども達に楽しんでもらいたいなぁと思います。
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今日は学生時代からの友達が、子連れで我が家へ遊びに来てくれました◡̈
いつも遠いところから来てくれるので、今日のお昼はおもてなしを。
いや、おもてなしと呼べるほどのものは何も出てきませんが。笑
それでも喜んでもらえたので、よかったです◡̈♡
料理は決して好きではありませんが笑、誰かに食べてもらえると思うとやっぱり作り甲斐があります♡
主人もこれだけ喜んでくれるなら、作り甲斐があるんだけどなぁ...´◡`;笑
151117
ayumi◡̈⃝