『ヘスターとまじょ』
かけがわやすこ 訳
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ハロウィンも目前ということで、今日もハロウィンの絵本を紹介させて下さい。
ハロウィン関連の絵本は沢山ありますが、わたしはこの絵本が個人的な趣味では1.2を争うくらい好きかもです。
今日の絵本は、『ヘスターとまじょ』です。
わにの女の子ヘスターは、ハロウィンパーティーにやってくる友達を、魔女の格好をして待っています。
でも待ちきれなくて、知らないところへ行って怖がらせてやろうと、知らないお家へ一足先に行きました。
「おかしを くれなきゃ、いたずらするぞ!」
出てきたおばあさんは、にっこりしながらヘスターを迎え入れます。
「さあ さあ、おはいり。」
果たしてこの家は誰の家なの......?
バイロン・バートンのポップな明るい色使いは、アメリカの子ども達のお祭り、ハロウィンにぴったりだと思います。
当たり前の様にみんながおばけの仮装をしてパーティーをする、そんなアメリカの文化を説明するのではなく、楽しみながら感じられる絵本です。
と、難しいことを考えなくても、単純にこの絵本はストーリーが面白い!
おばあさんの正体がわかるシーンはヘスターの驚き具合に思わず笑ってしまいます。
でもあっさりと受け入れ(!)、ハロウィンの夜を楽しむヘスターは、日本の子ども達にもハロウィンのワクワクを分けてくれている様です。
アメリカのハロウィンの夜に触れられると同時に、日本の妖怪とはまた少し違う様々なおばけ達と出会えるのもいいですね。
是非この絵本を読んで、本場のハロウィンの夜をちょっと味わってみて下さい。
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【97】『ヘスターとまじょ』
バイロン・バートン 作
かけがわやすこ 訳
小峰書店 1996/06
この絵本もそうですが、元々デザインやイラストレーションの仕事をしていたこともあるので、バートンの絵本はちょっとポップで明るい色使いが特徴です。
絵本に色使いは関係なく、本物の絵と文章が何よりも大切...という意見もあります。
勿論それも正しいと思いますが、バートンの絵本を見ると、見ているだけで明るく楽しくなる様な色使いもやっぱり素敵だなと感じます。
良質な絵本を見る眼を養うこともまた大切ではありますが、単純に心が楽しい!と感じる絵本を、素直に子ども達と楽しむこともまた大切なだなぁと思います。
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今日は息子さん、朝から「どうぶついこ!」「おうまさんいこ!」と何故だかとても動物園に行きたがっていました´◡`;
連れて行ってあげたかったけど、息子もわたしもまだまだ風邪か完治していなくゲホゲホ言ってるので、お預け。
明日様子みて、大丈夫そうなら、せめて近くの水族館に連れて行ってあげたいなぁと思います◡̈
早く治そうねー!
151029
ayumi◡̈⃝