『童謡えほん』
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昨日はわらべうたの絵本を紹介させてもらいましたが、今日はこちらの絵本を紹介させてもらいます。
親子で楽しめる絵本ですが、大人の方もしっとりと眺める事もできる絵本です。
今日の絵本は、『童謡えほん』です。
童謡と言えば、皆さん何が思い浮かびますか?
ぞうさん、しゃぼん玉、あめふりくまのこ、ふしぎなポケット...どの曲も一度は耳にした、または歌ったことのあるものだと思います。
では、これらの童謡の歌詞を手掛けたのは誰だかご存知ですか?
わたしは咄嗟には思い浮かびませんでした。
この絵本は、童謡の詩を味わってもらいたいと製作されたものだそうです。
ですので、他のうたえほんによくある様な楽譜はついていません。
作詞家別に載っていて、歌詞やタイトルもちゃんと正式な漢字で書かれてあります。
大人が読むと、更に詩の情景が浮かぶ様です。
それぞれの歌に合わせて違うテイストの絵が描かれているので、楽しみながら1ページ1ページ堪能できます。
簡単な注釈も載っているので、昔からある童謡でも、その世界観がわかりやすくなっています。
親子で歌いながら楽しんでもいいし、敢えて歌わずに詩をひとつひとつ堪能してもいいと思います。
知らない童謡は、その詩の世界観をたっぷりと味わってから、曲を探して聴いてみてもいいですね。
童謡の奥深さを感じることのできる、素敵な1冊です。
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【94】『童謡えほん』
萩原昌好 編
あすなろ白書 2014/06
わらべうたと童謡。
わたしはその違いすら今一知りませんでしたが、わらべうたは昔から子ども達の間で歌い継がれている作者不明のもの、童謡はちゃんと作者がいるものになるそうです。
わらべうたは確かに、同じものでも地域によって少しアレンジが違ったり、歌詞が違ったりしますよね。
童謡は作者がきちんとある分、詩としての世界観もしっかりと確立されている様に思います。
この絵本にも様々な作者の詩が掲載されてますが、金子みすゞさんなんかは、わたしは童謡ではなく詩から入っているので、「あの詩が歌になってるんだ」という発見もあり面白かったです。
わらべうたも童謡もそれぞれの魅力があるので、どちらももっともっと色々と知っていきたいなぁと思います。
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今日からいきなり寒くなった地域が多いみたいですね。
京都も今日は寒く、わたしが風邪気味というのともあり、真冬の様な格好をしていました´◡`;笑
皆さんも風邪にはくれぐれもお気を付け下さいね。
151026
ayumi◡̈⃝