『ありがとうのえほん』
『ありがとうのえほん 』
フランソワーズ 作
なかがわちひろ 訳
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昨日息子を連れて出かけていたのですが、運悪く帰りのバスが満員。
ベビーカーだったので、ベビーカーを畳むか...でもこの満員の中ベビーカーに荷物に抱っこ抱っこの息子は厳しい...と思っていたら、入口付近に座っていた男性がすぐに変わってくれました。
大きなキャリーバックを持っていたにも関わらず、担いで前の邪魔にならない方へ移動してくれて、快く「どうぞ」と。
ベビーカーなので狭いバスの奥に行くのはかえって迷惑なので、入口付近、スペースのある場所を譲っていただけたことはとてもありがたかったです。
降りる際も、女性の方が降りた後すぐベビーカーを降ろすのを手伝うと言って下さったり、乗ってくる方が降ろすのを手伝って下さったり...。
降車後、「ベビーカーが邪魔ですみませんでした」と女性の方に言うと、女性の方は「とんでもない。一生懸命子育てされていて偉い。バスももっと子育て中の母親に親切なつくりだったらいいのにねぇ」と笑顔で言って下さいました。
少し泣きそうになりました。
満員電車や満員バスでの肩身の狭さ。子連れのお母さんなら一度は経験されたこともあると思います。
子どもが泣き出し途中で降りた事も一度や二度ではありません。
満員バスで、何度も「すみません」と言いました。
でも昨日は、「すみません」より「ありがとうございます」を沢山言えました。
その事がとても嬉しく、とてもありがたく感じました。
帰りに頭に浮かんでいたのは、この絵本。
ありがとうが沢山詰まったこの絵本を、今日は紹介させて下さい。
今日の絵本は、『ありがとうのえほん』です。
おはよう おんどり
ありがとう
にこにこ おひさま
ありがとう
きれいなおはなやことりたち、まきばのめうし、ちからもちのろば。
この世界に在る沢山のものに、ひとつひとつ「ありがとう」と告げていきます。
フランソワーズの鮮やかで優しい色遣いが、心をぱっと明るくしてくれます。
この世界には、「ありがとう」が沢山あります。
気付かなければ通り過ぎてしまう様な「ありがとう」。
そんな「ありがとう」に気付かせてくれる1冊です。
ページ数はある程度ありますが、1ページの文字数は少なく繰り返しのリズムなので、2歳くらいからならしっかり聞けると思います。
子育てをしていると外で迷惑をかけることが多くなり、「すみません」が口癖になってしまいます。
ですが、「すみません」と同時に「ありがとう」もきっと沢山あると思います。
申し訳なさが先立って見落としてしまいがちの「ありがとう」。
この絵本を読みながら、昨日の「ありがとう」を忘れない様にしようと思いました。
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【55】『ありがとうのえほん』
フランソワーズ 作
なかがわちひろ 訳
偕成社 2005/11
よく、絵本を選ぶ基準や買う基準を聞いていただく事があります。
あくまでわたしの基準ですが、「子どもに出会わせたい、読ませたい」か、「わたし自身が好き」かが基準になっている様に思います。
わたしは息子が赤ちゃんの頃から、あまり図書館の絵本を利用してきませんでした。
わたしが読む為に借りたり図書館で読んだりはしましたが、息子に読んであげる絵本は基本買っています。
様々な理由がありますが、やっぱり家にある絵本と図書館の絵本は違うと感じるからです。
図書館だと無料で沢山読めるというメリットはありますが、「図書館の絵本は通り過ぎていく絵本」だと聞き、確かにそうだと実感しました。
図書館の絵本は返さなければならず、なかなか子どもの中に残りにくいです。
自分自身、覚えている絵本は全て家にあった絵本でした。
勿論、図書館を利用する事もとても良い事です。
わたしも自分の本を借りたり、絵本を探しに行ったりと、しょっちゅう図書館には行っています。
もし図書館で借りた絵本を子どもがとても気に入ったり、何度も借りたがったり、繰り返し繰り返し読んだりする様であれば、それはお家にお迎えしてもいい絵本だとわたしは思います。
また、買ってすぐ子どもが興味を示さなくても、家にあればやがて興味を示したりお気に入りになったりする事も多々あります。
息子もそういった絵本が沢山あります。
またそのエピソードも、絵本と一緒に紹介させて下さい。
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昨日は一日お出かけしていたのですが、今日は雨なので、一日お家になりそうです。
若干鼻風邪な息子さん。
明日から主人の連休なので、悪化させない様に今日はあたたかくしてお家で大人しくしています(´◡`;)
病院に行くと逆にもらっちゃったりもするので、小児科に行くタイミングってほんといつも迷います ༘*
悪化しません様に!
150917
ayumi◡̈⃝