『おやすみなさいおつきさま』
『おやすみなさいおつきさま (評論社の児童図書館・絵本の部屋) 』
マーガレット・ワイズ・ブラウン 作
クレメント・ハード 絵
せたていじ 訳
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昨日は全くお昼寝をしなかった息子さん。
ご飯を食べる時にうとっとしたものの、寝かせようと思ったら主人が帰って来てまたまたハイテンション...それでも8時には寝ましたが、お昼寝無しでよくあそこまで起きていられるよなぁとある意味感心しました。
親は本当疲れますけどね。笑
そんなテンションの上がり切った子どもを落ち着けるのに、こんな絵本はいかがでしょうか?
紹介するまでもなく有名な絵本ですが、今日はこの絵本を紹介させて下さい。
今日の絵本は、『おやすみなさいおつきさま』です。
舞台は大きなみどりのおへや。
でんわが ひとつ
あかい ふうせん ひとつ
えの がくが ふたつーーー
ゆったり、ゆったり、お部屋の中の物達に「おやすみなさい」を告げていきます。
最初は明るかったお部屋も、だんだん暗くなり、やがてお外のお月様の光がお部屋に降り注ぎます。
単調な繰り返しが、子どもの心をすっと落ち着けてくれます。
ストーリーがあるわけではなく、部屋の物の数を数え、ひとつひとつにおやすみなさいを告げて行く展開は、小さな子どもから聞けると思います。
言葉の運びやだんだんお部屋がおやすみの雰囲気になって行く様は、さすが「おやすみなさいの絵本」の大定番だというだけあり、とても安心できます。
日本語版も瀬田さんの訳が素敵ですが、この絵本は是非英語版も読んでみて欲しいと思います。
難しい英語はありません。
簡単なセンテンスの繰り返しなので、英語が苦手な大人も読みやすいと思います。
英語版は韻を踏んでいるので、日本語版にはない音の心地良さがあります。
有名な絵本なので図書館に英語版がある所も多いと思います。
洋書絵本コーナーがある様な大型書店には、大抵置いてあります。
また、CD付きの絵本も出ているので、発音が不安な方はそれを参考に読んでみてもいいと思います。
是非日本語版と英語版と、読み比べてみて欲しい1冊です。
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【53】『おやすみなさいおつきさま』
マーガレット・ワイズ・ブラウン 作
クレメント・ハード 絵
せたていじ 訳
評論社 1979/09
翻訳絵本は、当たり前ですが必ず原書があります。
原書が英語であれば、比較的日本人にも読みやすいですよね。
絵本は特に、ひとつひとつのセンテンスを熟考されて作られてあるので、その音の運びやリズムは、原書の方が作者の意図を汲みやすいものもあります。
また、日本語に訳された時のタイトルが素敵なものもあるので、そこも是非読み比べてみて欲しいと思います。
タイトルは、日本語版でも必ず英語の奥付けがあるので、そこでも確認できます。
面白い翻訳も沢山あるので、是非そこもチェックしてみて下さい。
またCD付きの絵本もあると書きましたが、読み聞かせる時は是非、CDではなくお母さんの声で聞かせてあげて欲しいと思います。
かく言うわたしも英語は大の苦手ですが笑 洋書絵本を読む時は、必ず自分の声で聞かせる様にしています。
発音など確かに不安な面は沢山ありますが、洋書絵本でも日本語の絵本でも、「絵本を一緒に読む」という時間は何ら変わりないと思っています。
日本語の絵本が決して文字を教えたりするものではないのと同じ様に、洋書絵本も英語を教えるものではないと思います。
どちらを読むにしても、親子の時間が優しく実りあるものであります様に。
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昨日はなかなか寝付かなかった息子ですが、夜中鼻が詰まるのか少しぐずぐず言っていました。
季節の変わり目。
すぐに風邪をひく息子なので、ちょっと気を付けておかなきゃと思います ༘*
皆さんも体調管理は気を付けて下さいね。
シルバーウィークも目前。
体調万全にしておかないと!
150915
ayumi◡̈⃝