さんじのえほん。

3時のおやつみたいに、絵本が日々のちょっとした幸せに⋆* 2児の子育てをしながら絵本や子育てにまつわるあれこれをお話しています。マイホームは絵本ハウス。絵本に囲まれた暮らしを親子で楽しんでいます◡̈京都在住。絵本講師✎

『カンカンカンでんしゃがくるよ』

 

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カンカンカンでんしゃがくるよ (のりものだいすき)  』

津田光郎

 

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我が家は息子で、しかも彼が小さな鉄オタさんなので、自然と乗り物絵本や電車絵本が増えています。

 

乗り物や電車は男の子が好きなイメージがありますし、実際男の子の方が好きな子が多いと思います。

 

ですが、女の子だって乗り物好きな子もいます。

女の子向けの乗り物絵本はないかと聞かれる事も多いです。

 

この絵本は、電車好きな女の子にもオススメの1冊です。

勿論男の子にもオススメ。息子も大好きな絵本。

 

今日紹介させてもらう絵本は、『カンカンカンでんしゃがくるよ』です。

 

どんぐりむらの踏切で、ぞうくんとうさぎちゃんが電車が通るのを待っています。

 

カンカンカン カンカンカン

ふみきりが しまります。

 

通り過ぎるのは、急行電車や貨物列車。

おさるの車掌さんが手を振ってくれます。

 

次に通り過ぎるのは特急列車。

あいたりしまったり、踏切は大忙しです。

 

電車そのものが主役の絵本は沢山ありますが、踏切が主役の絵本はなかなかありません。

踏切が好きな子どもも多いので、その点もオススメの要因です。

 

電車のスピード感もしっかりとありますが、津田光郎さんの柔らかいタッチの絵は優しい雰囲気をまとっています。

 

出てくるのは動物たち。

風船がふわふわ飛んでいたり、女の子の心をくすぐるポイントもあります。

 

電車だけでなく、消防車や救急車、パトカーなんかも登場。豪華ですよね。

 

津田さんの乗り物絵本は、沢山の乗り物が出てきて、乗り物絵本に欠かせないスピード感や迫力もしっかりと保ちつつ、細かな所では柔らかさや可愛らしさを描かれています。

 

リアルな乗り物絵本とはまた違う魅力的ある絵本。

 

動物が好き、可愛らしいものが好きな女の子にもオススメの1冊です。

 

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【41】『カンカンカンでんしゃがくるよ』

津田光郎

日本出版社 1990/02

 

男の子向けの絵本、女の子向けの絵本と言われる絵本があります。

 

例えば今日紹介させてもらったような乗り物絵本は男の子向け。

『わたしのワンピース』の様な絵本は女の子向けなどと紹介される事もあると思います。

 

男の子の方が反応がいい、女の子の方が好きな子が多い、そういう事は勿論あると思いますが、わたしは基本的に「男の子向け」「女の子向け」は気にしない様にしています。

 

女の子だって乗り物絵本を楽しんでもいいと思うし、男の子だってワンピースの絵柄を楽しんでもいいと思います。

 

ですが、人間には本能があるのか、全体的に見てもやっぱり男の子の方が乗り物絵本に興味を持ちやすいのも事実です。

 

我が家の息子も教えたわけではないのに、気付けば電車が大好きになっていました。

 

「男の子が好きそうな」乗り物絵本が多いのも、ある意味仕方ないかもしれません。

 

そんな中でも今日紹介させてもらった絵本みたいに、女の子でも興味を持ちやすい乗り物絵本もあります。

 

以前紹介させてもらったとよたかずひこさんの『でんしゃがくるよ』も、主人公が女の子なので女の子も感情移入しやすいと思います。

 

「男の子だから」「女の子だから」ではなく、その子の好きなもの、興味のあるものを一緒に楽しんでいきたいですね。

 

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今日は昼から妹の家へ。

妹の引っ越しなどがあり、今週末は久々に母も京都へやって来ます。

 

9月に入り、周りもなんだかちょっと慌ただしい今日この頃。

空気も秋らしくなり、のんびり読書をしたくなりますが、実際はなかなかそんな時間もなく(´◡`;)

 

読書の秋を感じる前に、スタバの新作フレーバーを昨日飲み、栗の味に食欲の秋を感じました♡

 

 

150903

ayumi◡̈⃝