さんじのえほん。

3時のおやつみたいに、絵本が日々のちょっとした幸せに⋆* 2児の子育てをしながら絵本や子育てにまつわるあれこれをお話しています。マイホームは絵本ハウス。絵本に囲まれた暮らしを親子で楽しんでいます◡̈京都在住。絵本講師✎

『おばけなんてないさ』

 

 

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おばけなんてないさ (せなけいこのえ・ほ・ん) 』

せなけいこ

 

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こう連日猛暑が続くと、涼を求めたくなりますね。

 

涼しくなるには、クーラーも扇風機もいいけど、こんな絵本はどうでしょう。

 

そう、おばけの絵本です。

 

と言っても、このおばけ達はちっとも怖くないので、あまり涼しくはならないかな?笑

 

有名な童謡の歌絵本です。

この歌、5番まであったんですね!この絵本を読むまで恥ずかしながら知りませんでした。

 

あとがきでせなさんも仰ってますが、とても素敵な歌です。

まだおばけの存在を認知していない子どもからしたら、この絵本を読めばおばけはきっとお友達です。

 

せなさんの描くおばけたちは、愛嬌があってとても身近に感じます。

この絵本に出てくるおばけ達も、踊ったり歌ったり。微笑ましくなるくらいです。

 

それはせなさんが、おばけが大好きで、おばけを身近に感じているからだと思います。

 

それは正に子どもの感性。

子どもはおばけを怖がりながらも、実はとっても大好き。

わたしも幼い頃、怖がりながらも夜の肝試しはワクワクしていました。

 

本当に良い絵本は、子どもの感性をなくしていないものばかりです。

 

この夏、是非親子で、家族で、歌って楽しんでもらいたい1冊です。

 

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【9】『おばけなんてないさ』

せなけいこ

ポプラ社 2009/07

 

この絵本も、親子で家族で楽しんで欲しいと書きましたが、絵本は「楽しむもの」ですよね。

 

近年幼児教育、早期教育が盛んに言われていますが、その流れからなのか、絵本の読み聞かせをしていたら賢い子に育つ、という様な声もよく聞きます。

 

確かに絵本の読み聞かせには「副産物」はあると思います。

もしかしたら文字を覚えるのが早いかもしれないし、国語の力がつくかもしれない。

本好きになる第一歩でもあるかもしれません。

 

でもそれはあくまでも「副産物」。ついてくるかもしれないし、こないかもしれない。

それをメインに読み聞かせをしてしまえば、たちまち絵本は「教材」になってしまいます。

 

絵本は楽しむものです。

良い絵本と言われるものも勿論ありますし、子どもに是非与えたい絵本というのも確かにあります。

でも、それを楽しめなけば意味がありません。

 

あくまで絵本の読み聞かせは、親子のコミュニケーションのひとつ。

ルールはありません。楽しめればそれでいいと思います。

 

家庭で読み聞かせをする際の注意点はありますが、それはまた別の機会に書きたいと思います。

 

是非肩肘張らずに、絵本を楽しんで欲しいと思います。

絵本の敷居が、もっともっと低くなればいいな。そう思います。

 

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今日は朝から役所回りや銀行やスーパーや...暑くない内にと思ったのですが、暑くない時間なんてなかったです。笑

 

汗だくになりながら自転車を漕ぎ、家に帰っても暑さでへたるわたしの横で、息子はもりもり食欲旺盛。

 

すごいね、夏バテ知らずだね。笑

いいことです ´◡` *

 

水分補給はしっかりして、一週間頑張りましょう⋆* 

 

150803

ayumi◡̈⃝