さんじのえほん。

3時のおやつみたいに、絵本が日々のちょっとした幸せに⋆* 2児の子育てをしながら絵本や子育てにまつわるあれこれをお話しています。マイホームは絵本ハウス。絵本に囲まれた暮らしを親子で楽しんでいます◡̈京都在住。絵本講師✎

『ねずみさんのながいパン』

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ねずみさんのながいパン

多田ヒロシ


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お買い物ごっこがブームの息子。

ちっちゃいぐりとぐらの鞄を持って、中には相棒のファミちゃんと何故かミニサイズの絵本を入れて、「お買い物行ってくるね〜♩」と。

そんな彼の後をそっと目で追ってみると、廊下に出て何やら1人あれこれ空中に手を伸ばし、帰って来る。笑

何を買ったのかを聞くと、大抵は「パン!」です。笑 

かあさんはクロワッサン、とうさんはデニッシュ、そして自分は大好きなドーナツ。 

パン屋さんが大好きな息子らしいお買い物です。

そんな息子、この絵本もやっぱりお気に入り。 

ねずみさんが長いパンを持って、とっとこ とっとこ走ります。


どこに いくのかな。
このうちかな?

 

そこは様々な動物たちのお家。
家の外観から、どんな動物なのか予測できるようになっています。 

お家ではみんな、もうご飯を食べています。
ねずみさんは急いでどこに向かっているのでしょう。

 

繰り返しの展開はわかりやすく、子ども達を自然と惹きつけ、途中のちょっとしたアクシデントもハラハラドキドキと楽しませてくれます。

また、家族揃ってご飯を食べる幸せも感じることができます。

 

そしてこの絵本は、是非読み終わったら表紙と裏表紙を一緒に開いて見てみて下さいね。

 

ねずみさんが行っていた場所がどこなのか、裏表紙にちゃんと描かれています。

 

そんなことを発見するのもまた、絵本の楽しみのひとつですよね。

 

ねずみさんシリーズは他にもありますが、小さなお子さんだとこちらがオススメかな?と思います。


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【321】『ねずみさんのながいパン』
多田ヒロシ
こぐま社 2000/06


160607
ayumi◡̈⃝