さんじのえほん。

3時のおやつみたいに、絵本が日々のちょっとした幸せに⋆* 2児の子育てをしながら絵本や子育てにまつわるあれこれをお話しています。マイホームは絵本ハウス。絵本に囲まれた暮らしを親子で楽しんでいます◡̈京都在住。絵本講師✎

『コッコさんとあめふり』

f:id:a_oyatsu:20160607174408j:image

コッコさんとあめふり (幼児絵本シリーズ) 』

片山健

........................✍

本格的に梅雨入りした様な空模様です。
雨の絵本で梅雨の季節も楽しもう、と言いつつも、本音はやっぱり梅雨の季節は苦手。

できれば晴れの方がやっぱり嬉しいです。

あまり雨が続く様なら、てるてる坊主にお願いしてみるのもひとつの手かな?
そういえば去年も息子と沢山てるてる坊主を作った気がします。

わたしの大好きなコッコさんシリーズのこの絵本も、続く雨模様をどうにかしようと、コッコさんがてるてる坊主にお願いします。

てるてるぼうず
てるてるぼうず
あしたてんきにしてください

歌う様に、コッコさんはてるてる坊主を作ります。

でも、なかなか晴れにはなりません。

てるてる坊主の中にお手紙を入れてみたり、疲れてるのかもとお休みさせてあげたり...コッコさんの必死な思いと優しさが垣間見えます。

歌絵本とはまた違いますが、まるで歌う様に読める文章は、耳にもとても心地いいです。

てるてる坊主はコッコさんのお願いを叶えてくれるのでしょうか?

長い梅雨もいつかはあけて、日差しの眩しい夏がやって来ます。

最後のページは、そんな明るい気持ちにさせてくれる、鮮やかなものとなっています。

雨模様が続いて大人も子どもも少しうんざりしてきた時は、この絵本を読んで、青空を待ちわびながらてるてる坊主を作ってみるのもいいですね。


........................✎

【318】『コッコさんとあめふり』
片山健
福音館書店 2003/05

 

160604

ayumi◡̈⃝