読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

さんじのえほん。

3時のおやつみたいに、絵本が日々のちょっとした幸せに⋆* 駆け出しの絵本講師、1日1冊絵本を紹介しています◡̈

『ゆかいなかえる』

世界の名作
f:id:a_oyatsu:20160607140628j:image
ジュリエット・ケペシュ 文・絵

........................✍

6月になり、前よりかえるの合唱がよく聞こえる様になりました。

我が家の目の前も田んぼなので、よくかえるの声が聞こえます。

そんなかえるの絵本も、この季節に読みたくなるものが沢山あります。

かえるの絵本も素敵なものが多いのですが、この絵本もとっても大好きな1冊。

1964年に刊行された、ロングセラーの古典作品です。

始まりはなんと、かえるのたまごがさかなにぱくっと食べられるところから!

え、食べられちゃうの!?とびっくりしますが、食べられずに済んだ4つのたまごから、4匹のおたまじゃくしが生まれます。

おたまじゃくしは少しずつ大きくなり足がはえて、しっぽが縮み、4匹のかえるとなります。

かえるたちは泳いだり遊んだり、時には命の危険と隣り合わせにもなりますが、それすら遊びに変えながら楽しんでいます。

何でも「楽しむ」姿は、まるで子ども達を見ている様です。

大人もこのかえるたちの様に、前向きにポジティブに物事を楽しみたくなってきます。

かえるになるまでの過程や冬場の冬眠も描かれているので、科学絵本の要素もあります。

ですが、とにかく「ゆかいな」かえるたち。
作者のケペシュは、「生きるものたちの動くフォームが、何よりの絵の教師だ」と言っています。(作者紹介より)
そんなケペシュの描く、躍動感あふれる楽しいかえるたち。
単純にその愉快さを楽しみたい1冊です。

ちなみにこの絵本、見開きもたくさんのおたまじゃくしが描かれていて素敵です。
質の良い絵本は、見開きまで工夫して描かれたものが多いです。

是非そこもチェックしてみて下さいね。


........................✎

【317】『ゆかいなかえる』
ジュリエット・ケペシュ 文・絵


160603
ayumi◡̈⃝