さんじのえほん。

3時のおやつみたいに、絵本が日々のちょっとした幸せに⋆* 2児の子育てをしながら絵本や子育てにまつわるあれこれをお話しています。マイホームは絵本ハウス。絵本に囲まれた暮らしを親子で楽しんでいます◡̈京都在住。絵本講師✎

『でてこい でてこい』

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今日は初めての幼稚園。
と言っても、プレという程の本格的なものではなく、幼稚園で開催される親子広場のようなものです。

来年から幼稚園なので、少しずつ幼稚園という場所に慣れるという為にも、今年はこの親子広場をしっかり活用させてもらおうと思っています。

初日の今日は、先生にお名前を呼ばれたら先生の持つタンバリンを叩きに行ったり。
一緒に歌ったり踊ったり絵本を読んだり。
息子も初日だからか特に輪を乱すことなく、淡々とこなしてました。笑
これから1年間、息子の成長が楽しみです。

そして今日読んでもらった絵本がこちら。
2冊ほど読んでくださり、もう1冊は歌いながら楽しむ絵本だったのですが、先生は断然こちらをおすすめしてくれました。
そんな先生で、少し安心もしました。

作者は林明子さん。
え?あの林明子さん?と思われる方も多いと思います。
林明子さんらしい、ふんわりとした絵柄とは全く違う、切り絵の世界の様な絵本。

色んな形の色紙の様なものに、何かが隠れています。

でてこい でてこい

そこから飛び出してくるのは、うさぎやへびやあひる達。

げこげこ、ぴょんぴょんと、子どもの大好きな音も沢山使われています。

シンプルな色合いやはっきりとした形、何が隠れているのか想像する楽しさ、そういったものがこの絵本に沢山詰まっています。

表紙と裏表紙も繋がっているので、是非両方しっかりとお子さんに見せてあげて欲しいと思います。

そして表紙にちょこんと登場しているありさん。
絵本のどこかに隠れているという遊び心もあります。
こういう所を発見するのは子どもは得意です。
絵をしっかりと見る楽しさも、この絵本から伝わると思います。

シンプルだからこそ子どもを惹きつける魅力がある。
そんなことを教えてくれる絵本です。

小さな赤ちゃんからオススメです。


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【302】『でてこい でてこい』


160519
ayumi◡̈⃝