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さんじのえほん。

3時のおやつみたいに、絵本が日々のちょっとした幸せに⋆* 駆け出しの絵本講師、1日1冊絵本を紹介しています◡̈

『おとうさんのかさ』

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三浦太郎

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今日は生憎の雨。
久々に主人が昼から休みでしたが、お出かけすることなく家で過ごすことになりました。

父さんがいると、父さんにべったりの息子。
でもそうなったのもここ最近の話で、赤ちゃんの頃は留守がちの主人が帰って来ただけで大泣きでした。

最近では日曜日に公園に行くと、お父さんと遊んでいる子どもも目立ちます。
わたしと遊びながらも、たまにじっとその風景を見ている息子をみると、やはり父親には父親の役割がちゃんとあるのだと実感させられます。

そんなお父さんが登場する絵本も少なくありません。

以前紹介させてもらった『おはなをどうぞ』 - さんじのえほん。のメルシーちゃん。この絵本ではおとうさんのお迎えに向かいます。

おとうさんの大きな傘をさしているメルシーちゃん。
そんなメルシーちゃんに、動物たちが次々と「いれてくれませんか」と声をかけてきます。

大きな傘なのでメルシーちゃんも動物たちを迎え入れますが、どんどん増えていく動物たちに、次第に傘は満員に。

最後にやって来たブタさんは到底入りそうにありませんが、ブタさんは入ろうとして、とうとうメルシーちゃん達は傘から弾き出されてしまいます。

その時、強い風が吹いてきて......。

結末は是非絵本を見ていただければと思いますが、最後に登場するおとうさんに、メルシーちゃんはおんぶをしてもらっています。

あとがきにもありますが、おんぶの日もいつか終わりが訪れます。

抱っこも同じ。今のこの日常は、変わらないように思えて日々形を変えています。

父さんを見ては大泣きをしていた息子も、今では父さんの肩車が大好きに。
でもそんな日も、いつかは終わりを迎えます。

最後の最後まであたたかな余韻の残るこの絵本を読みながら(是非最後の最後までしっかりと見て下さいね)、今のこの日々をしっかりと胸に刻もうと、そう思います。

『おはなをどうぞ』 - さんじのえほん。と並んで、オススメの1冊です。


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【271】『おとうさんのかさ』
三浦太郎
のら書店 2012/06


160418
ayumi◡̈⃝