さんじのえほん。

3時のおやつみたいに、絵本が日々のちょっとした幸せに⋆* 2児の子育てをしながら絵本や子育てにまつわるあれこれをお話しています。マイホームは絵本ハウス。絵本に囲まれた暮らしを親子で楽しんでいます◡̈京都在住。絵本講師✎

『だっこ だっこ ねえ だっこ』

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2歳8ヶ月の息子。
赤ちゃんの頃から大き目で、今も体重は既に16キロあります。

赤ちゃんの頃からずっと抱っこ抱っこで、わたしの腰は最早限界を超えておりますが。笑

「抱っこして」と言ってくれるのも今だけ。
「抱っこ」と言わなくなったらきっと、この時期がとっても愛しく思えるんだろうなぁと思うと、大きな息子を抱っこする腕に力が入ります。

寝る時も抱っこな息子。
抱っこと言いながら、頭をお腹に乗せてきます。
どこかしら触れていたい、体温で安心したいんだろうなぁと思うと、例え重くてわたしが寝付けなくても笑 しばらくそうしてあげたい気持ちになります。

この絵本の最後に出てくる抱っこのシーンは、正に我が家の寝る時の抱っこスタイル。
初めて読んだ時は「同じだ!」とわたしが嬉しくなり、息子に読むと、大好きな抱っこが沢山でやっぱりお気に入りの1冊となりました。

色んな抱っこが出てきます。

にゃんにゃん にゃんにゃん
ねえ だっこ

猫のお母さんがお腹に赤ちゃんを乗せています。

ぶうぶう ぶうぶう
ねえ だっこ

ぶたの親子が気持ち良さそうに抱っこで眠っています。

ころころ ころころ
ねえ だっこ

ころころ...これは何だろう?
丸い玉がころころ転がっています。
小さな玉が、大きな玉にくっついて。

優しい抱っこの世界と、長さんワールドが上手く融合して、不思議なあたたかさを醸し出している絵本です。

靴やアイスクリームまで抱っこ抱っこ。
みんな抱っこが大好きなんだと微笑ましくなります。

ラストはお母さんが子ども達を抱っこ。

優しいお母さんの表情が、読者の子どももお母さんもどちらも安心させてくれると思います。

だっこ だっこ
ねえ だっこ

そう言ってくれる間は、沢山沢山抱っこするからね。


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【264】『だっこ だっこ ねえ だっこ』
2005/03


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ayumi◡̈⃝