さんじのえほん。

3時のおやつみたいに、絵本が日々のちょっとした幸せに⋆* 2児の子育てをしながら絵本や子育てにまつわるあれこれをお話しています。マイホームは絵本ハウス。絵本に囲まれた暮らしを親子で楽しんでいます◡̈京都在住。絵本講師✎

『くさはら どん」

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今日は「春分」。
昼と夜の長さがほぼ同じになる日です。
お彼岸と言えば「秋のお彼岸」の方が馴染み深いですが、春分の日を中心にその前後3日を合わせて7日間もお彼岸です。
この連休、お墓参りに行かれる方もいらっしゃると思います。

お彼岸のお墓参りに厳格なルールはないそうです。
家族揃ってご先祖のお墓へ出かけることが大切なんでしょうね。

この季節にお墓参りに行くと、春の訪れを感じます。

路肩に咲くたんぽぽや菜の花、シロツメクサなどの春の花たち。
少し踏み込むと、バッタやちょうちょ、てんとう虫なんかも見かけます。

実家のお墓は山の上にあったので、お墓参りの道中に沢山の自然と触れ合えた記憶があります。

この絵本にも、沢山の小さな生き物が出てきます。

まちから、くさはら、はやし、あぜみち。
くさはらを通り、かわらへと向かう子ども達。

その足元がこの絵本の舞台です。

くさはらに、「どん」と子どもの足が。

その拍子に、足元にいる生き物達が動き出します。

大人の目線では見逃してしまう小さな命達。
そんな息吹を、この絵本で思う存分堪能できます。

作者は松岡達英さん。
小さな赤ちゃん向けの絵本『ぴょーん』でお馴染みの作者さんですが、虫や自然を描いた絵本を多く手がけられています。

躍動感溢れる小さな命達。
虫好きなお子さんは勿論、まだ馴染みのないお子さんも、生き物の活動が活発になるこれからの季節、是非楽しんでもらいたい素敵な1冊です。


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【241】『くさはら どん』

田の畦道を通ると、沢山の春の息吹を感じる様になりました。
三寒四温ですが、徐々に温かさが増してきていますね◡̈


160320
ayumi◡̈⃝