さんじのえほん。

3時のおやつみたいに、絵本が日々のちょっとした幸せに⋆* 駆け出しの絵本講師、1日1冊絵本を紹介しています◡̈

『子どもに伝えたい 春夏秋冬 和の行事を楽しむ絵本』

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三浦康子

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このBlogでも、季節や行事に沿った絵本をよく紹介させてもらっています。

絵本と季節や行事は、切っても切り離せないものがあると思います。
その季節に合った旬の絵本は沢山ある。
せっかく楽しむなら、その時々に合ったものを楽しみたい。

そもそも日本の行事は、家庭に根付いたものが多くあります。
そもそもは宮中行事や農耕神事として始まったものが殆どですが、それが時代を経て、家族の幸せを対象とするものとなっていきました。

子どもの幸せを願うもの。
家族の無病息災を願うもの。
日本の行事と家族は、いつも一緒です。
だからこそ、親子で楽しむ絵本に季節の絵本を取り入れることは、ごく自然な流れなのだと感じます。

日本の四季を、行事を、親子で楽しむこと。大切にすること。
この絵本は、「そもそも何で行事の絵本がいいの?季節の絵本が大切なの?」というわたしの奥底にあった小さな疑問をクリアにしてくれました。

今日は、そんな絵本を紹介させて下さい。

今日の絵本は、『子どもに伝えたい 春夏秋冬 和の行事を楽しむ絵本』です。

「行事育」という言葉を聞いたことはありますか?

わたしはこの絵本で初めて、その言葉を目にしました。

著者の三浦康子さんが提唱するこの「行事育」。
和文化研究家の三浦さんは、日本の行事は愛情表現であり、子育てを豊かにするものだと述べられています。

「行事育」の力に、根っこになる・絆になる・心豊かになる・賢くなる・元気になる というものがあるそうです。

誤解がない様に書きますが、賢くなるというのは「生きる力が身につく」という意味合いで、決してお勉強ができる様になるとか、そういった意味合いではありません。

わたしはこの言葉、この力は、絵本の持つ力とそっくりだと目から鱗、感動でした。

絵本の内容は、各月の行事、草花や食べ物は勿論、行事の意味や季節の遊びなども盛り込まれていて、かなり充実した内容となっています。

鹿村家という鹿の親子やそのお友達が一緒に登場してくれているので、親子で楽しめる絵本にもなっています。

この1冊で、日本の春夏秋冬、行事はほぼ完璧に網羅できると思います!
最後の方には旧暦や新暦についての説明や、二十四節気、七十二候を含めた暦一覧表も載っていて、とてもわかりやすいです。

季節や行事の絵本や本は沢山出ていますし、わたしも他にも好きな絵本は沢山あります。

そんな中で、一家に一冊置くなら?と聞かれたら、迷わずこの絵本をオススメします!

本棚の奥深くではなく、是非この絵本は、家族誰もが簡単に手にすることのできる場所に置いていて欲しいと思います。

ちなみに3月のページには、ひな祭り、桃の節句を筆頭に、雛人形の由来や飾り方、ひな祭りの食べもの、春のお彼岸、卒園・卒業式の行事がメインとして載っていて、それに付随した豆知識も満載です。

わたしの愛読書でもあるこの絵本。
入園、入学祝いにもオススメの1冊です。


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【230】『子どもに伝えたい 春夏秋冬 和の行事を楽しむ絵本』
三浦康子
永岡書店 2015/02

春は新しい季節です。

わたしもまた、新たな一歩を。

こうした絵本もしっかりとまた読み込んで。

引き出しを沢山作っておきたいです◡̈


160309
ayumi◡̈⃝