さんじのえほん。

3時のおやつみたいに、絵本が日々のちょっとした幸せに⋆* 2児の子育てをしながら絵本や子育てにまつわるあれこれをお話しています。マイホームは絵本ハウス。絵本に囲まれた暮らしを親子で楽しんでいます◡̈京都在住。絵本講師✎

『かばくん』

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今日からわたしの妹が遊びに来ています。
今日は息子と3人で動物園へ行って来ました。

前回行った時は残念ながら息子が1番楽しみにしていたかばが寝ていて見れなかったのですが、今日はなんと、ご飯をむしゃむしゃ食べてる姿を見ることができました!

息子より大人の方がテンション上がっていた気もしますが笑
今日はそんな、かばの絵本を紹介させて下さい。

息子も暗唱できる程大好きなこの絵本。
表紙のおおきなかばを見たことがある方も多いと思います。

今日の絵本は、『かばくん』です。

どうぶつえんに あさが きた
いちばん はやおきは だーれ
いちばん ねぼすけは だーれ

そんな出だしから始まるこの絵本。

岸田衿子さんの詩的な文章が特徴的です。

なんだか うるさいと おもった
どら ちょっと みてこよう

そんなことを言いながら、動物園にやって来る子ども達を見ているかばくんがまた面白い。
案外動物園では、人間が観察されているのかも?と思わされます。

そしてこの詩に合う絵は中谷千代子さんしか描けないと思うくらい、絵本の世界にぴったりの絵。
ダイナミックでもあり、繊細でもあり、色を多用しているわけでもないのに場面場面の色遣いがとてもしっくりときます。
福音館書店の絵本編集者でもあり日本の絵本に欠かせない仕事を沢山されてきている松居直さんも、画集を出版できる実力のある数少ない絵本作家であると、中谷さんを評価されています。

文章も絵も、どちらも単体で素晴らしいものですが、それが融合されて更に魅力を高めている絵本の代表の様な作品だと感じます。

ストーリーも勿論ですが、子ども達には岸田さんの美しい日本語の運び、詩のリズムを、中谷さんの絵を通して体感してもらいたいと思います。

かばくんを中心に、動物園の1日を描いたこの絵本。
動物の絵本は子ども達にも人気の高いカテゴリですが、この絵本は是非どの子どもにも1度は触れてもらいたいと、そう思います。

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【196】『かばくん』

今日は動物園のついでに、京都の岡崎にできた蔦屋書店にも足を運んで来ました♡

そこまで広くはないですが、京都ならではのセレクトや、所々に上手いなぁと感じる絵本の配置もあり、とても素敵な空間でした◡̈*✧

入り口には蔦屋家電でお馴染みのペッパーくんがいたのですが、息子はペッパーくんが相当怖かったらしく、後ずさりしながら半泣きで出て行きました。笑

息子はどうやら、白い顔のものが苦手なようです。笑
今までも怖がったのは、わたしのパック姿だったり、日本エレキテル連合だったり´◡`;
そしてたまたま街で見かけた全身真っ白のパントマイムの方にまた大泣き。笑

息子には申し訳ないですが、笑わせてもらいました。笑


160205
ayumi◡̈⃝