さんじのえほん。

3時のおやつみたいに、絵本が日々のちょっとした幸せに⋆* 2児の子育てをしながら絵本や子育てにまつわるあれこれをお話しています。マイホームは絵本ハウス。絵本に囲まれた暮らしを親子で楽しんでいます◡̈京都在住。絵本講師✎

『ぎょうれつ ぎょうれつ』

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マリサビーナ・ルッソ 絵と文
青木久子 訳

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息子は今2歳半ですが、いつからか「並べる」ということが大好きになりました。

積み木を並べる。ミニカーを並べる。時には絵本まで行列になる。笑

とんでもないところにとんでもないものが並んでいたりするのでびっくりしますが、その度に子どもって本当に面白いなぁと感じます。

今日紹介させてもらう絵本は、そんな「並べる」のが大好きなお子さんにぴったりの1冊。
息子の先日のクリスマスプレゼントでした。

今日の絵本は、『ぎょうれつ ぎょうれつ』です。

サムが積み木で遊ぼうとしていたところに、お母さんが「おひるごはんですよ」と呼びます。
サムは「ちょっと まって」と答えてから、積み木を並べ始めました。

積み木の行列は部屋を出て、廊下へと進みます。
積み木がなくなると、次は絵本。それからお風呂場にあったおもちゃ達。

行列はどんどん台所へと進んでいきます。

でも最後の最後で、手頃なものがなくなってしまいました。
お母さんはサムを呼び続けています。
あとひとつだけでいいんだけど。
サムは考えます。
そして、とびきりのアイデアを思いつくのです。

子どもの遊びは、大人から見たら意味のないものに見えてしまいます。
でも、子どもにとってはきっと、そんな意味のない遊びがとても大切なのだと思います。

何もない所から遊びを発見する。それが子どもの想像力や考える力を鍛えるのだと感じます。

子どもの遊びを見守ること。子どもが納得するまで待つこと。
簡単なようで、なかなか難しいですよね。
この絵本のお母さんも、サムを呼び続けながらも、きっとサムが納得するまで待つつもりでいたのだと思います。

子ども達がつくる長い長い遊びのぎょうれつ。
ひとつひとつが子ども時代の基盤を作っているのだと思い、親であるわたしも長い目で見守りたいなぁと感じます。

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【174】『ぎょうれつ ぎょうれつ』
マリサビーナ・ルッソ 絵と文
青木久子 訳
徳間書店 1994/11

今日は役所回りや銀行などの所用で、自転車フル活用の1日でした。

息子も待ち時間は退屈だっただろうな。でも比較的お利口に遊んでいてくれたので、助かりました。
役所では最終的に床に寝そべっていましたが。。笑
人が少なくて良かったです´◡`;

明日は久々に児童館に遊びに行けたらと思います◡̈


160114
ayumi◡̈⃝