さんじのえほん。

3時のおやつみたいに、絵本が日々のちょっとした幸せに⋆* 2児の子育てをしながら絵本や子育てにまつわるあれこれをお話しています。マイホームは絵本ハウス。絵本に囲まれた暮らしを親子で楽しんでいます◡̈京都在住。絵本講師✎

『たこをあげるひとまねこざる』

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たこをあげるひとまねこざる (岩波の子どもの本 カンガルー印) 』
マーガレット・レイ 文
H.A.レイ 絵
光吉夏弥 訳

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先日、十二支の絵本を紹介させてもらいました。
今年は申年。ということで、今日はおさるの絵本を1冊紹介させてもらおうと思います。

おさると言えば、日本でもとても馴染みのあるあのいたずら好きのおさるさんがいますよね。
そう、おさるのジョージです。

アニメにもなっていてキャラクターとしてもとても人気者のジョージ。
今日紹介させてもらう絵本は、ジョージの原作とも言えるシリーズの内の1冊です。

今日の絵本は、『たこをあげるひとまねこざる』です。

さるのじょーじは、仲良しのきいろいぼうしのおじさんと一緒に暮らしています。

好奇心旺盛で何でも知りたがるじょーじ。
出掛けるおじさんに大人しく待つように言われましたが、勿論じっとなんてしていられません。

窓から見える小さな家に興味を持ち、ひょいっと壁を飛び越えてその家へ向かいます。
そこにはうさぎの親子達が。
それから次々とじょーじは新しい発見とワクワクとトラブルを繰り返し、最後はなんと、大きな凧に乗って空を飛んでしまいます!

好奇心の塊で何でも知りたがり、大人の真似ばかりしたがるじょーじは、子ども達を魅了してやみません。
何故って、それはまるで子ども達そのものですから。

子ども達は何でも知りたがりますし、真似をしたがります。
やってみたいことだらけなのに、普段はダメと言われてしまう。

勿論それが危険なことであることも多々あるので仕方ないところもありますが、そんな「やってみたいけどできない」ことを、じょーじは軽々とやってくれるのです。
そして勿論、失敗もします。
でもちゃんと最後は、誰かが助けてくれたり自らきっかけを掴み、ちゃーんと笑顔で解決できます。
これが物語のいいところです。

主人公が限りなく人間に近いおさるさんというところも、子ども達が自分と重ねてみるのに相応しい選択ですね。

ひとまねこざるのシリーズは全部で6冊。
今日はお正月ということで、凧の出てくるこの絵本を紹介させてもらいました。

アニメにもなっている「おさるのジョージ」とは少し違う絵柄です。
ひとまねこざるはレイ夫妻が描いたもので、ハンス・レイの没後、このシリーズを原案にヴァイパー・インタラクティブにより新たに描かれたのが「おさるのジョージ」シリーズです。
そちらの絵柄がアニメにもなっているので、親しみがわきやすいかもしれません。

でもまずはやっぱり、この「ひとまねこざる」シリーズを楽しんでみて欲しいと思います。
長く愛されているレイの描くじょーじと仲間達。是非子ども達もお友達になって欲しいと思います。


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【165】『たこをあげるひとまねこざる』
マーガレット・レイ 文
H.A.レイ 絵
光吉夏弥 訳
岩波書店 1966/11

昨日は夜、息子を実家に預けて、わたしはいつもの地元メンバーで飲みに行かせてもらいました♡

実家に帰ったらいつも集まってくれるみんなに感謝です。
地元の友達はやっぱりいいですね◡̈
春にはその内の1人の結婚式があるので、今から楽しみです♡

息子は実家でおじいちゃんとお風呂に入り、8時には椅子に座りながら勝手に寝てたそう。笑

今日は朝起きて、わたしのムートンを履いて勝手に外に出て、傘と台車で遊んでました。。笑

どこまでもマイペースです´◡`;


160105
ayumi◡̈⃝