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さんじのえほん。

3時のおやつみたいに、絵本が日々のちょっとした幸せに⋆* 駆け出しの絵本講師、1日1冊絵本を紹介しています◡̈

『クリスマスの森』

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クリスマスの森 (世界傑作絵本シリーズ) 』
ルイーズ・ファティオ 文

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とうとう本日、日中から暖房を稼働してしまいました...。笑
寒くて寒くて。
昨日は少しあったかかったのになぁ。
朝は天気も悪く雨が降っていましたが、昼前にはあがり、空には綺麗な太陽の光が筋を描いていて、雨上がりの冬の空の美しさを堪能できました。

週末はまた少しお出掛け予定もあり、今日は大人しくお家遊び。
そして少しずつ、クリスマス絵本を整理しては目に付く場所へ移動。
息子はまだ2歳なので、正直息子も楽しめるクリスマス絵本はそう多くはありません。
クリスマス自体が元は外国の行事であり、起源や由来も歴史的背景を踏まえた上でないとなかなか理解できません。
「サンタさんがプレゼントを持ってきてくれるんだよ」ということも、早くて3歳くらいでないとやっぱり理解は難しいと思います。

クリスマス絵本の多くも、大人の方が楽しめるものが多いと感じます。
でも個人的には、変にはしょってあったり適当にクリスマスを伝えるものを早くから子どもに与えるのではなく、しっかりと考えて作られてあるクリスマス絵本をわかる年齢になってから一緒に読む方がいいと考えています。

勿論、小さなお子さんから楽しめる素敵なクリスマス絵本もあります。
そういったものや、クリスマスの歌が載っている絵本なんかは、息子くらいの年齢でもクリスマスの雰囲気を楽しめるかな?と思います。

さて、そんな話はさておき。今日紹介させてもらうクリスマス絵本は、今年出たばかりの新刊です。
書店で見つけた時は、「待ってました!」と心の中で拍手しました。笑
クリスマスイブの、サンタさんに起こった小さな奇跡のストーリーです。

今日の絵本は、『クリスマスの森』です。

クリスマスイブの日、サンタさんは奥さんの手作りのお弁当とコーヒー、たくさんの子ども達へのクリスマスプレゼントをソリに積んで、煙突へ届けに出かけます。

ところが、連日クリスマスプレゼントの準備で働き通しだったサンタさんは、とても眠たくなってしまいます。

そこで森へ降りて、あったかいコーヒーを飲んで目をさますことにしました。
ですが、美味しそうなお弁当が目についてしまい、つい、お腹いっぱい食べてしまったのです。

あたたかくなり、お腹も満たされたサンタさんは、とうとうそこで居眠りをしてしまいました。

それを見ていた森のキツネは、森の仲間を集めて、あることを提案します。
それは、森の仲間達からサンタさんへのクリスマスプレゼントでした。

あらすじを読んで、「あ、知ってる」と思った方もいらっしゃるかもしれません。
ルイーズ・ファティオのこの作品は、日本でも『サンタのおじさんのいねむり』として出版されています。
絵は『どうぞのいす』でお馴染みの柿本さん。
こちらもまた素敵な絵本ですが、原書であるこの『クリスマスの森』は、やはりこのお話しの在るべき姿だと感じました。

サンタさんが幸せそうに居眠りしている姿や、森の仲間達が揃って話し合いをするシーン、そして、みんなで一斉に駆け出してプレゼントを配りに行くページ。
特に見開き全てが絵で文字のない動物達が駆けていくシーンは、はっと息をのむほど優しく美しいです。

ロジャー・デュボアザンの描くクリスマスの日の小さな奇跡は、決してカラフルだったり華やかだったりはしませんが、とても優しく見る者の心を洗います。

作者のルイーズ・ファティオとロジャー・デュボアザンは夫婦だそう。
だからこそ描けるものもあったのかもしれません。

クリスマスはやはり、元は外国の行事。
細かい雰囲気はどうしても、本場の作品が1番わかりやすい様に思います。

勿論、絵本は好みもありますので、よかったら是非、『サンタのおじさんのいねむり』と読み比べてみて下さいね。


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【132】『クリスマスの森』
ルイーズ・ファティオ 文

クリスマス絵本は昔から愛されているものやロングセラーのものもありますが、それでも毎年新刊は出ています。

活躍する時期ものの1ヶ月。
1日1冊読んでも1ヶ月前からだと世に出ているクリスマス絵本を読み尽くすことはできません。
そしてクリスマスが終わればあっという間に年末年始、お正月。
一気に外国のムードから日本独特の空気感へと変わっていきます。

でも、何故かクリスマス絵本はわたしを惹きつける魅力を持っています。
つい手に取ってしまう。読んでしまう。好きになってしまう。笑
この絵本も、手に取り読んでから、一気に個人的なクリスマス絵本ランキングの上位へ躍り出てしまいました。笑

クリスマス絵本の魅力。
自分なりに色々と考えて、少しでも伝えていけたらなぁと思います◡̈


151203
ayumi◡̈⃝