『かじだ、しゅつどう』
山本忠敬
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我が家から図書館へ向かう途中に、消防署があります。
よくそこで救急車や消防車が見れるので、息子もお気に入りの道です。
たまに消防士さんが、「時間のある時に遊びに来て下さいね」と笑顔で声をかけて下さります。
地域に根付いたいい消防署だなぁと、いつも感心しています。
今日は防災の日。
そんな今日紹介させてもらうのは、消防士さんが大活躍するこの絵本。
今日の絵本は、『かじだ、しゅつどう』です。
男の子にとって憧れの消防車。
消防車が出てくる絵本は沢山ありますが、わたしはやっぱり、山本忠敬さんのこの絵本が1番好きです。
消防署のブザーがなり、消防車は出動します。
レスキュー車やスノーケル車も一緒に出動です。
様々な消防車が力を合わせて、火事を鎮火させます。
救急車は怪我人を運び、消化後は消防署へ帰り、汚れた車体を掃除して、次の出動に備えます。
嘘がなく、とても素直にきちんと、でも子どもにわかりやすく消防車の活躍が描かれています。
決して子どもに媚びる様な絵本ではありませんが、消防車の活躍を見守る子ども達もしっかりと描かれていて、そこがまた微笑ましく「絵本」としての良さが出ています。
小さなお子さんであれば、消防車や救急車を喜んで見るだろうし、もう少し大きなお子さんでも、「こうやって放水するのか」など、新たな発見のある絵本だと思います。
消防車を見かけた日には、親子で広げて読みたい1冊です。
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【39】『かじだ、しゅつどう』
山本忠敬
福音館書店 1991/04
ある時期になると、子ども、特に男の子は図鑑に興味を示し出すと思います。
特に自分の好きなもの、乗り物や動物、虫、恐竜などの図鑑は、気付くと眺めているという話もよく聞きます。
図鑑もとても良い本です。
ひとつの事柄を追求し、新たな興味を引き出してくれます。
ですが、図鑑と絵本は違うものだとわたしは思っています。
図鑑はあくまでも、真実を正確に丁寧に説明するものであって、そこに物語は基本必要ありません。
客観的に、正確に物事を知る事ができるので、それが図鑑の利点でもあると思います。
ですが絵本には、大なり小なり物語があります。
この絵本も、まるで消防車の図鑑の様な絵本ですが、ストーリーはしっかりとあります。
山本忠敬さんは、乗り物の絵本を数多く手掛けられています。
中には「図鑑」と銘打った作品もあります。
どれも丁寧で正確な乗り物達なので、安心して子どもに手渡せます。
乗り物の図鑑ばかり見て、絵本はちっとも読まない。
そんなお子さんにも、オススメの作家さんです。
図鑑は図鑑で、絵本は絵本で、それぞれの楽しみを見つける事ができたらと思います。
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今日から9月ですね。
とうとう夏休みも終わり。
朝晩はだいぶ冷える様になりました。
と言いながら、わたしは今日、最後の夏休みをいただいております♡笑
なんとも贅沢な、1人映画とヘアサロンへ行って来ます◡̈♥︎
お昼過ぎまでですが、1人時間を満喫してきたいと思います♡
9月もよろしくお願いします◡̈⋆*
150901
ayumi◡̈⃝