さんじのえほん。

3時のおやつみたいに、絵本が日々のちょっとした幸せに⋆* 2児の子育てをしながら絵本や子育てにまつわるあれこれをお話しています。マイホームは絵本ハウス。絵本に囲まれた暮らしを親子で楽しんでいます◡̈京都在住。絵本講師✎

『かじだ、しゅつどう』


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かじだ、しゅつどう (幼児絵本シリーズ) 』

山本忠敬

 

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我が家から図書館へ向かう途中に、消防署があります。

 

よくそこで救急車や消防車が見れるので、息子もお気に入りの道です。

 

たまに消防士さんが、「時間のある時に遊びに来て下さいね」と笑顔で声をかけて下さります。

 

地域に根付いたいい消防署だなぁと、いつも感心しています。

 

今日は防災の日

そんな今日紹介させてもらうのは、消防士さんが大活躍するこの絵本。

 

今日の絵本は、『かじだ、しゅつどう』です。

 

男の子にとって憧れの消防車。

消防車が出てくる絵本は沢山ありますが、わたしはやっぱり、山本忠敬さんのこの絵本が1番好きです。

 

消防署のブザーがなり、消防車は出動します。

 

レスキュー車やスノーケル車も一緒に出動です。

 

様々な消防車が力を合わせて、火事を鎮火させます。

 

救急車は怪我人を運び、消化後は消防署へ帰り、汚れた車体を掃除して、次の出動に備えます。

 

嘘がなく、とても素直にきちんと、でも子どもにわかりやすく消防車の活躍が描かれています。

 

決して子どもに媚びる様な絵本ではありませんが、消防車の活躍を見守る子ども達もしっかりと描かれていて、そこがまた微笑ましく「絵本」としての良さが出ています。

 

小さなお子さんであれば、消防車や救急車を喜んで見るだろうし、もう少し大きなお子さんでも、「こうやって放水するのか」など、新たな発見のある絵本だと思います。

 

消防車を見かけた日には、親子で広げて読みたい1冊です。

 

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【39】『かじだ、しゅつどう』

山本忠敬

福音館書店 1991/04

 

ある時期になると、子ども、特に男の子は図鑑に興味を示し出すと思います。

 

特に自分の好きなもの、乗り物や動物、虫、恐竜などの図鑑は、気付くと眺めているという話もよく聞きます。

 

図鑑もとても良い本です。

ひとつの事柄を追求し、新たな興味を引き出してくれます。

 

ですが、図鑑と絵本は違うものだとわたしは思っています。

 

図鑑はあくまでも、真実を正確に丁寧に説明するものであって、そこに物語は基本必要ありません。

客観的に、正確に物事を知る事ができるので、それが図鑑の利点でもあると思います。

 

ですが絵本には、大なり小なり物語があります。

この絵本も、まるで消防車の図鑑の様な絵本ですが、ストーリーはしっかりとあります。

 

山本忠敬さんは、乗り物の絵本を数多く手掛けられています。

中には「図鑑」と銘打った作品もあります。

どれも丁寧で正確な乗り物達なので、安心して子どもに手渡せます。

 

乗り物の図鑑ばかり見て、絵本はちっとも読まない。

そんなお子さんにも、オススメの作家さんです。

 

図鑑は図鑑で、絵本は絵本で、それぞれの楽しみを見つける事ができたらと思います。

 

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今日から9月ですね。

とうとう夏休みも終わり。

朝晩はだいぶ冷える様になりました。

 

と言いながら、わたしは今日、最後の夏休みをいただいております♡笑

 

なんとも贅沢な、1人映画とヘアサロンへ行って来ます◡̈♥︎

 

お昼過ぎまでですが、1人時間を満喫してきたいと思います♡

 

9月もよろしくお願いします◡̈⋆* 

 

 

150901

ayumi◡̈⃝