『せんそうしない』
『せんそうしない 』
谷川俊太郎 文
江頭路子 絵
........................✍
明日は終戦の日です。
戦後70年。
「戦争ができない国」から「できる国」へと歩みを進めている日本ですが、この節目に改めて、心に刻みたい言葉。
そんな絵本を、今日は紹介させていただきます。
『せんそうしない』です。
ちょうちょと ちょうちょは せんそうしない
きんぎょと きんぎょも せんそうしない
こどもと こどもは せんそうしない
けんかは するけど せんそうしない
戦争をするのは大人だと、谷川さんのシンプルな言葉で痛感させられます。
人は大人になるにつれて、様々な知恵がついていきます。
それは良い事でもあり、悲しい事でもある様に思います。
子どものころに持ち合わせていた純粋な気持ちやシンプルさは、大人になるにつれて濁ってしまう気がします。
この絵本は、シンプルです。
子どもでも大人でも、そのまま受け止める事ができる絵本です。
この絵本を読む事で少しだけ、濁りをクリアにできる様な気がします。
暑い夏。
子どもと一緒に読みながら、大人も改めて「せんそうしない」と、心に刻みたい。
そんな1冊です。
........................✎
【20】『せんそうしない』
谷川俊太郎 文
江頭路子 絵
講談社 2015/07
「平和を考える絵本」と言っても、様々な種類のものがあります。
以前紹介させていただいた『まちんと』の様に実際にあった出来事を絵本にしたものや、この絵本の様に反戦を謳うものもあります。
また、戦争や平和というワードがなかったとしても、間接的に平和を考える事のできる絵本もあります。
ただ、絵本を読む事で、平和を教え込むのは違うと思います。
どう感じるか、どう捉えるかは子どもの自由です。
勿論大人が、今この時期に読んで欲しいな、こういった事を感じて欲しいな、そう思って手渡すのは間違いではありません。
ですが、子どもが大人の意図する様に感じなかったとしても、それも間違いではないと思います。
毎年夏のこの時期になると、戦争や平和についての新聞記事やニュース、TV番組も増えます。
子どもが平和について考える事のできる環境を整えてあげることも大切です。
ですが、絵本を読んでいるその瞬間は、「絵本を読む楽しさ」を、大人も子どもも忘れない様にしたいです。
........................✂
昨日はお一人様神戸を満喫させてもらいました。
行きたかった雑貨屋さんや古本屋さんを、足にマメができる程沢山まわれました。笑
息子は朝起きた瞬間だけ泣いたそうですが、その後は母の事は頭からスコンと抜けたかの様に遊びまわっていたそうです。笑
そして昨日から主人の実家に義弟が帰省しています。
夜も遊びに行って、息子とも久々に顔を合わせました。
今日も息子を連れて遊びに行こうと思います◡̈♥︎
お盆休みだなぁ☼
150814
ayumi◡̈⃝