『うさこちゃんとうみ』
『うさこちゃんとうみ (1才からのうさこちゃんの絵本セット1) (子どもがはじめてであう絵本) 』
ディック・ブルーナ 文/絵
石井桃子 訳
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今年、生誕60周年です。
生誕60周年記念の「ミッフィー展」。
神戸で開催されているので、今日行って来ます!
そんな今日はやっぱり、うさこちゃんシリーズですよね。
今日ご紹介する絵本は、『うさこちゃんとうみ』です。
ある日、とうさんのふわふわさんがうさこちゃんを海に誘います。
大喜びのうさこちゃん。
ばけつをしっかり持って、とうさんの引くくるまに乗って、海へ出発です。
海に着いたうさこちゃんは、かいがらを拾ったりお山を作ったり。
まだ遊べると言い張るものの、帰りは疲れてこてんと寝てしまううさこちゃん。
何とも子どもらしい可愛いエピソードですね。
うさこちゃんシリーズの特徴として、絵本の説明がとてもしやすい事が挙げられます。
それだけシンプルで、でもとても良く出来たお話構成なんだと思います。
絵柄もとてもシンプルだけど、どれもはっきりとしていて小さなお子さんでも目にとまりやすいです。
シンプルなデザインや色合い。
グラフィックデザイナーであるブルーナだからこそ描ける絵本だと思います。
この絵本も、貝殻が描かれているページは、まるで一枚のポストカードの様です。
そして翻訳をされた石井桃子さん。
彼女の言葉の選びがとても心地よく、だからこそ日本でこれだけ愛されるシリーズなのだと思います。
この絵本は1歳からとありますが、お話の長さで言うとまだ小さい赤ちゃんはちょっと難しいかもしれません。
ですが、絵を見ているだけでも十分楽しめるのがうさこちゃんシリーズ。
サイズも赤ちゃんにぴったりなので、もしまだお話が聞けなくても、絵だけ見て楽しむのもいいと思います。
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【19】『うさこちゃんとうみ』
ディック・ブルーナ 文/絵
石井桃子 訳
福音館書店 1964/06
ブルーナは、1枚の絵を描くために1000枚以上の下絵を描くそうです。
気に入った線が描けるまで描く。
うさこちゃんの丸みや耳のひとつひとつが、何度も何度描き直されて熟考されたものです。
大人は文字を読みますが、子どもは絵を読みます。
ブルーナの描くうさこちゃんは、子どもが「読む」事をしっかりと考えられていると思います。
だからこそ、赤ちゃんから楽しめる素敵な絵本なのでしょうね。
大人もたまには、文字を追わずにまず、絵だけをじっくり堪能してみてはいかがでしょうか?
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ということで、只今神戸へ向かっております✩*
何と今日は息子を主人が見てくれるということで、まさかのお一人様♡
目一杯満喫して来ます◡̈♥︎
150813
ayumi◡̈⃝